東京都文京区の東大前で1月、大学入学共通テストの受験生ら3人が刃物で刺された事件で、東京家裁から移送を受けた名古屋家裁は22日、殺人未遂などの疑いで家裁送致された名古屋市の男(18)の少年審判を開き、検察官送致(逆送)を決定した。
後藤隆裁判長は決定理由で「東大理科3類を志望し、猛勉強していたが、次第に成績が低迷、存在意義がなくなったと思った」と指摘。重罪を犯せば罪悪感を抱き、自殺ができると考えたと述べた。
この判断を支持します。
どこまでも身勝手な考えに酌量の余地などない。
だが、同時にこの子の歪んだ価値観と親がどうかかわっているのかも究明されるべきだ。
「東大に行かれなければ存在意義がない」この考えである。
両親の価値観の影響下にあったのか、そうではないのかは量刑の争点になるべきだろう。