金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

法話

死の仏としての不動明王

毎日大量に世界で人が亡くなる。 かって世界規模で同じ理由でこれだけ人が亡くなっているという経験は私は初めて。 いやでも死について考えないわけにいかない。 チベット仏教ではチュウにしてもポアにしても死を仮想経験する修行が多い。 臨死体験の予行演…

霊だって助けは求めないよ

最近思うのは、ただ社会不適応なだけなのに、自分はスピリチュアルな世界の人間とか精神世界の人なんだとか思う人がいますが・・・どうなのかと思う。 「霊に頼られてるんです、だから得度して救ってあげたい。」 無用の考えです。 もう生活もボロボロ。ずっ…

拈華微笑

お釈迦さまがニッコリ笑って蓮の花をひねられた。文殊様だけが意味が分かって同じようにニッコリされた。 意味はいろいろ取りざたされますが要は釈尊と文殊菩薩の共通了解ということですね。 ある癌で悩む女性が山中に住むある禅僧に会いにいったそうです。 …

唐代以降の真言

唐代密教の後でできた真言 前にちょっと紹介した 解怨結真言 オンサンダラキャダソワカ まあ、これは現世の恨みという亡くなったご先祖の無念の思いを解くものでしょう。 でも現世のトラブルでも私は使っています。 万病消失呪 オン シリタシリタ グンダリソ…

相互依存によらない満足 武蔵の独行道

宮本武蔵の独行道 剣聖武蔵が最後に至った境地といいます。 一、世々の道をそむく事なし一、身にたのしみをたくます一、よろつに依怙の心なし一、身をあさく思世をふかく思ふ一、一生の間よくしん思わす一、我事におゐて後悔をせす一、善惡に他をねたむ心な…

永遠に成就はないかも。

江戸時代の傑僧・蓮体さんも言っているが、いろんな行をかじってやめ。かじってはやめではなに一つとして成就する日はこない。 駄目な行者というのは在家出家を問わず、いつもジタバタして「よりよいもの探し」をして落ち着かない。 逆に言えばこういう人は…

本尊と談ずる

昨晩、上座の弟子と話をしている中で、なにかと初心のうちは師匠と相談する。 しかし行者が一人前になるにつれて本尊と相談するものだという話をしていた。 何をどう祈るべきか。 これはどうしたらよいのか。 本尊はどう考えているかで決めたらいい。 それが…

準教師

別に自分の宗派を自慢するつもりはさらさらないのですが。三井寺には「準教師」という存在がある。 これは正確に言えばお坊さんというわけではない。 お坊さんは円の十善戒の受戒を受けた「権律師」からです。 修験の階位は一僧祇という位置に当たる。 まあ…

荼吉尼天19のご利益の話

荼吉尼天祭文のなかに利生を施与すること十九種ありと言いますが一体どんなことでしょう。 その内容は「神道集」によれるところを解釈すれば 一 諸病を除く 二 福徳を得せしむ 三 愛敬を得せしむ 四 主君に重く敬せられる ※現代風に言えば目上の人に愛顧を得…

「仏所護念」の御祈祷と「主の祈り」

仏所護念とは「仏さまのご加護を乞う」というだけのシンプルな祈りです。ああして欲しい、こうして欲しいという具体的なものはない。 これが祈りの原点です。 「仏所護念「」の祈りを始めた方からのメールです。この方は会社の人間関係が主訴でしたがそれを…

福猫ちゃんの祀り方

福猫をお祀りの方に 本日は福猫のお迎えの皆様にはご苦労様でございました。 もうおうちにつきましたか? 福猫はおうちのどこでもお祀りしていただけますが、一家の守護のためなら玄関、自分の心願のためなら自室の机や箪笥の上。 御商売ならキャッシャーの…

ポジティブシンキングの話

この間のセミナーで出た質問で個人的に興味があったのが「ポジティブシンキング」をどう思うか?という質問。 ここでいうポジティブシンキングって否定的なものや言葉を思わない。口にしないってやつですね。 いつも前向き。 そういう基本姿勢はまあいいです…

三毒を除いて生きる開運法 3 愚かさを見据える

三毒の最期は愚痴。かんたんに言えば愚かさですが・・・ これはむずかしい。 愚かだとわかれば愚かなことしないよね。 だから逆に言えば愚かさを自覚する。 断っておくが仏教でいう愚かさとは偏差値が低いとか知能指数の低いことじゃない。 程度にもよるだろ…

手間を省かない

御祈祷を利かせるコツは何か? もしそう聞かれたら手間や工夫をおしまないことだという。 真言を手で書く、真言を余計盛り込む。別に祈って置く。などなど。 こういうことが験のある祈祷につながる。 そういうところも密です。 見えないところで精進すること…

さみしい信仰

人生を豊かに思うように生きたい。 若いうちや現役時代は皆そう思うものです。 そのためにいろいろ手に入れる。仕事、お金、ステータス、車、マイホーム、配偶者、子供、部下、組織・・・ 祈りや信仰もそのためとは自覚しないけど往々にしての望みをかなえる…

罰当たりな自分を見つける。

人は罪を犯すもの。 人は人を傷つけやすいものであり傷つけられやすいものです。 懺悔文を唱えて仏教では懺悔します。 「我が昔より造る所のもろもろの悪業は皆、始めなき貪り、瞋り、愚痴に由って身語意より生ずる所なり、一切、我今みな懺悔したてまつる。…

三毒を除いて生きる開運法 2・瞋りをはなれて怒る

怒りは時には必要な感情です。 不正を怒る。残虐行為や無礼な行為に怒りを感じる。 これは当たり前でしょう。 仏教の目的は無神経な人になることではないですから。 しかしそれを表現することが有効なメッセージになるか否かは別です。 およそ人の徳というも…

三毒を除いて生きる開運法 1・貪りをはなれる

運気をよくする三毒を除く生き方 仏教の戒はただの道徳ではない。 実は貪瞋痴を除くことで人生は大きく改善されます。 貪らないということ。これは同時に余裕を持つこと・がつがつと吝嗇な心はどこまでも「不足を前提」とする餓鬼の世界とつながる心。そうい…

帰依僧

うちに手伝いに来ている真言僧の方から聞きました。 その方の御師僧はなかなか高名な方だとききますが 「お前な、お前が釈尊と同じ悟り開いた、ともしそういったら。わしはお前を即座に破門するからな。」といわれたそうです。 成るほど偉い方です! 仏教は…

天寿を生きる

18日のお護摩の後。今日は何をしゃべろうかと思ってら、「今日は何か質問を受けてみろ」と霊狐さんがいうので・・・聞いてみると 「仏教では自分の命をたつと成仏できないのですか?」という質問が出ました。 自ら命を絶つ、キリスト教などでは絶対いけない…

思い込み霊能者はメイワクの極み

霊能者にあこがれるというのはわからないでもないが・・・ 霊能者だと自分で思いたがるのは勘弁してほしい。 それは妄想です。 重症なのは自分の感覚で人に対して頼まれもしないのにアドバイスだの余計な口をはさんでくる。 さらに酷いのになるとそれを人が…

陰の学問 陽の学問

私は神秘主義者ではない。神秘家ではあるかもしれませんが。 世の中には不思議なことがあるのは山ほど見聞きしてきた人間だが神秘主義ではない。 神秘主義は霊的教義やオカルティックなものを最も主とする考えです。 国とか政治とか世界のことをそういうもの…

問題をくくる好転の呪術

問題を処理するには「くくる」ことが大事です。 つまり名称を付けて正体を特定してしまうこと。 この「くくる」というのは呪術の基本です。 星祭はそういう発想です。 このところ調子が良くない、ああ、去年今年と火曜星、計都星だったんだ・・・ 現象面は色…

ドラマには出ないこと 2

ドラマには出ないことの続きです。 ではドラマに出るとどうしていけないのでしょう。 つまり他人の人生に術者の枠を乗り越え、個人的なつながりを持って働きかけることです。 もちろん相談に訪れる方を「よくなってもらいたい」という気持ちは占い師でも行者…

ドラマには出ないこと

長い経験から思っていることを話しましょう。 普通言わないことなので理解されるかどうかは知りませんけどね。 理解されなくても構いません。 いろいろな人の相談の中で行者というものはその人を助言や術で助けこそすれ、その人の物語の登場人物になってはい…

怒りには智慧が必要です。

仏教には不瞋恚戒があります。 振り返り見れば我々はちょっとしたことにもよく文句言ったりする。 でもお金に対してサービスががゾンザイすぎたり、貸したものを返してくれなければ文句を言うのは当たり前。 そういうことまで瞋恚と言っていたら日常生活はあ…

聲に出して祈る大事さ

最近はなぜか黙々と祈る人が多い。 私の師匠は声に出さぬ祈りは届かないと言われて修行しました。 観世音は世の音つまり人々の声にを感応する仏だと教えられた。 だから私はいつでも大声を出して大福生寺で勤行しました。 師匠も私の声を聴いていて「今日の…

仏の開眼は縁でするもの

仏は仏縁で祀るものです。 仏像買ってきてこれ魂入れてくださいと言えば一応の開眼作法自体はできますが。本当に仏さまがきてくださるかは本人のお心が仏とつながれるか否かだけです。 それ以外ない。 仏を木や金属の人形みたいなものに封じ込めることが開眼…

新しき神を疑う

新しい神が降臨しようとしています・ITという存在です。 既に日本の金融機関の一部でも活躍し、成績を上げているという。 日本の若者に大学などで何を学びたいかと聞けばITを専門に上げる人もすごく増えている。 でも知れば知るほど…私はITには危惧を感じる…

仏像と御神体 祭祀の違い

昨日ある神社のことで御神体を祀るには…みたいな話がでました。 それは無理だと言いました。 神祇を祀る。御札ではなく神体で祀る。これはけっこうむずかしい。 観音様やお不動様のような仏像を祀るほど気軽には行きません。 そもそも神社には元となる聖地が…