金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

私の茶飲み話

仏教のあれこれを私の角度から

御祈願の前に・・・

講員様 「猫の事ですが、パピ(ミヌエット)が昨夜ロンをみると気が狂ったように追いかけまわし、止めに入ったら思い切り手を噛まれたのですがその後は引き離して寝たのですが、おかしかったので馬頭観音、聖観音、金光明最勝王経、今朝は法華経を読んで仕事に…

一番自由になる方法

生まれてからわたしたちは人を手本に生きている。 なんでも人と比べて基準を定める。 それも人間が大人になるまではたしかに大事だけど、 もういでつも、どこでも、どこまでも人と比べてどうかだけで生きているようになってしまってるのかもしれない。 爺さ…

仏像はほとけの声を聴くためにある。

すべての福猫祈願が終わりました。 明日からは発送準備です。 福猫さんはなんて拝めばいいのですか?と聞かれますが 、普通にお話しするようにすればいいのです。 勿論、般若心経とか光明真言とかあげていただいたら素晴らしい! でも福猫にかたりかけること…

邪教でないなら利益も救いもあるでしょう。

どんな宗教でも急場拵えの金儲けのためにつくったインチキ邪教でない限りは、おおむね奇跡もあり得るし、御利益も救いもあるだろう。救いのない宗教はない。 少なくとも現世での救いも説くならね。 我が国の仏教においてもそう思う。 なかには真宗さんの様に…

法華供「無願三昧」の祈り

天台密教の法華供に「無願三昧」と言う言葉がある。 「法華供」とは密教作法の中で法華経を拝む方法だ。 一応は滅罪生善。仏果増進のための法である。 そもそも何も願わない三昧とは何だろう? それじゃバカみたい? 法華法も祈願である以上何かを望むから行…

勢至菩薩と月の信仰

勢至菩薩は十二支を守る八尊仏では午年生まれの守護仏です。 それに以外はあまり単独で拝まれていることの少ないみほとけですが…今回一早く不動尊華水供・理趣分を共に満行した方が「勢至菩薩」を信仰されていて「勢至法」伝授の準備をしていました。 勢至菩…

発心修行の旗

修復した最勝王経曼荼羅をかけました。 般若経の主たる菩薩は文殊菩薩 法華経は普賢菩薩 諸仏の母、諸法の父といわれる金光明最勝王経の中心的菩薩は妙幢菩薩です。 聞きなれない菩薩さまですがこの方は実は地蔵様なんですね。 妙幢と「妙なる旗」の意味。地…

先祖霊信仰

仏壇やお墓でお参りの時「お父さん、みんなを守って」とか「おばあちゃん、どうかわたしを助けて」とかいうひといますね。 仏壇は故人とのコミュニケーションの場ですから会話のうちと考えればそのような言葉をかけても悪くはないでしょう。 ただし、亡くな…

盲僧琵琶の地神和讃から

www.youtube.comoomorisenseiga 今朝は大森先生が知人や荒神のことにふれておらるので再び、九州北部の盲僧琵琶のおはなし。 その世界観では地神は荒神と一つで、地神の怒れる姿が荒神のようである。 大変古いビデオであり、現在はこのようなスタイルの祭礼…

安心立命

宗教者の役割は究極は安心を与えることでしょうね。 いわゆる安心では無く「安心立命」である。 いわゆる自分の存在に納得できること。自分と言う存在に納得できることだと思う。 「安心立命」するということは簡単に言えば今の自分に納得するということです…

大力の魔

今日はある神通力に優れたてはいたが素行の悪い行者さんの話を聞きました。 特に女性に手を出す。 病気を治したりするけど尊敬できないといっていた。 そういうのは現今では犯罪です。 私も昔、師匠から大変験力があった人でも二号さんのいた行者さんのこと…

神祇はフィールドから展開する

竹寺はなんと牛頭天王が本尊なんですね。 お薬師さんじゃなく。 これはとっても珍しい。廃仏毀釈の官憲の手も飯能の山奥にはおよばなかったらしい。 でも同時にそれはこのお堂を中心とした峰が大きな牛頭天王のパワーで結界されてきたということでもある。 …

死に親しむ

武士道の書「葉隠れ」に「武士道とは死ぬることと見つけたり」とある。 死に親しむ。 昔の武士はそのようにしていた。 現代の私たちには関係ない。 いえいえそんなことないと思いますよ。 死を意識してこそ生は鮮やかに、より意味あるものになる。 死ぬこと…

供養と祈願

先祖や亡くなられた方への供養は自分の領域が広がることだと思う。 大森先生のお施餓鬼で様々な不思議が起きるのもそうだろう。 自分と言うものが過去に向けて拡大する。 するとその過去の中で修正が起きる。 その果実が現実世界に返ってくる。 半面祈りは未…

普通の悩みは拝んでもなくならない。

最近色々思わしくないので最高に大きいご祈祷にしてもらいたいという講員さん。 熱心で沢山のご祈祷頼んでいる部類の方です。 でもお話うかがっているがまあ、失礼ですが普通の悩みですね。 家のものが方位が悪いのに遊びにいきたがるとか。 いうことをきい…

「三力冥合」は自然なもの

最近拝んでいて霊験はリンクして起こるんだと思う。 私と受け手と神仏への信仰。 これを密教で「三力冥合」といいますね。 祈るのもそうだけどうまくリンクを調整するのも仕事。 そのために布教やお話をします。 そのリンクが切れてれば駄目だね。 強烈な念…

語りかける力 

福猫さんは拙寺では人気のある行事ですが、なぜそんなに人気があるのか? ひとつには御利益を受けやすい。 色々な御利益の報告がきます。 猫で人の姿ではないけどそういう方は「福猫に生きているように語り掛けている」と言う共通の要素があるようです。 そ…

天帯耳を覆う愛染明王

愛染明王の本拠「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経」には愛染明王の表現で「天帯、耳を覆う」という言葉がある。 きらびやかな冠から伸びた左右の布飾りが耳を覆うの意味。 愛染明王はラジャの三昧におられる。ラジャはつまり王様です。 きわめて高貴の三昧におられ…

冷厳な慈悲

昔、若いころ不思議だったのはひとかどの人物と言うのは皆、距離があると優しくいかにも温かで、近づけば近づくほど、冷たく厳しいものだということ。 当時の未熟な私は冷厳な慈悲と言うものを知らなかったのだ。 特に私の知る宗教者は一応にそうだった。 で…

○○信仰

聖天さまを信仰している 観音さまを信仰している お稲荷様を信仰している。 と言ってもお札を祀り頼みごとをしていればそれで信仰と言うわけではない。 共に生きることが信仰。 その覚悟が信仰。 これから先この方とともにずっと生きていくというのが信仰だ…

お葬式に行かないという選択

大部以前に「キリスト教のお葬式に行かないといけないのですが、その場合どうすれば?」と聞かれたことがあります。 その方はうちの信徒さんでした。 まあ、行けばどうすればこうすればはあちらさまで教えてくれるでしょうし、僧侶の私にそれ聞くのも変でし…

仏道の終着点

健康に働ける。普通に生活できてに周囲と和悦して暮らせること。 この「ありきたり」が喜べるというのが仏道の終着点です。 あるべき悟りの世界です。 ここに至る以外に本当に大事なことは外になにもない。 浄土や仏が見えたとか、光に包まれた体験をしたと…

回忌のお経  2

宗派によってはもう極楽に決定往生間違いないという宗派もあります。 浄土門と言うのがそれですね。 浄土宗・浄土真宗・時宗などなど。 もう極楽に直行だから年忌法要はいらないのでは?という疑問もあるでしょう。 実際はどうなのかはわかりませんが、極楽…

回忌のお経

四十九日の忌明けまでは霊魂はいろいろ修行して転生に備えると言われています。 だんだんとこの世の未練を捨てて、新しいところへ向かう準備です。 これで霊魂も旅立っていく。本当のお別れです。あとは一周忌のような年忌法要になっていく。 私は師から一周…

地獄 極楽

地獄は本当にあったら怖いな。 極楽は真実あるのだろうか? 素朴な疑問をぶつけられることがある。 正直に言えば死んだことはもちろんないし、前世で何十何百回と死んでいても記憶がないから何もわからない。全くわからない。 ただ思うのはそれらはどれも人…

志のない願いは受けない毘沙門様

毘沙門天には二十八使者というご眷属がいます。 そういう説はないけども二十八宿とも対応しているかもしれないと思う。 実に様々な御利益を担いますが行ってみればこれは毘沙門様の御利益を分担しているのでしょうね。 「摩訶吠室羅末那野提婆喝羅闍陀羅尼儀…

懺悔行は身口意のお掃除

大森先生の滅罪会は参加される方に沢山の大きな気づきがあるようです。 滅ぼすべき罪にもいろいろある。 人を殺す。ものを盗む。よこしまな色欲に耽る。 人をだましたばかる。 これらは「四波羅夷罪」と言う重罪として行えば仏教教団から出されました。 人に…

三福天の秘密 人はどうして成功するか

三井寺の水観寺では定期的に三福天の護摩が焚かれています。 さて三福天にはどんな意味が込められているのでしょう。 三福天を拝む場合の中心は古来 弁天様がほとんどです。 大黒天中心だと三面大黒天。 毘沙門天の三尊だと吉祥天と禅尼師童子になる。 なぜ…

現在心 金剛経の話1

金剛般若経では「過去心不可得 未来心不可得 現在心不可得」といいます。 過去は過ぎ去り、未来は未だ来ない。 現在と言う一瞬ととらえることもできない。 でも我々は心を認識している。 それが常に未来に遊離し、過去を回想しているからです。 多くの苦しみ…

阿弥陀か観音か

20代後半だが、町で声かけられて阿弥陀仏を信仰する団体に連れていかれて、観音信仰をしていると言うと「観音だって?そんなものなんですか。観音なんて最低のカスみたいなもんだ。」と小馬鹿にするように鼻で笑われた。 それで「ふ~ん。観音様は阿弥陀様の…