金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

破門殺の本について

最近、「破門殺」の旧本(東洋書院)がアマゾンや紀伊国屋で「新本」で売られていますが、これは会社さんの説明では前の戻りだそうです。つまり本屋の返品ものだそうですが、学研さんで出す際に東洋書院さんで当時もう絶版と云っていたのですが、今になって学研のものと両方で出ていると言う通常に無いかたちになっています。
私は全く聞いておりませんで、読者からその件ついての問い合わせがあったことから初めて知りました。以下ご説明します。

旧本(東洋書院刊)は一時プレミアがついて大変高いものになっていましたが、技術的にはほとんど同じ内容ですが内容的には学研さんで出した本のほうがその後の数年の研究もあり、占術の実践やそのほかの細かい点に関しては質が上がっていることは言うまでもありません。
現在も値段的に学研本の方が安いのですが、占技的にはこちらのほうが上です。
講習会も私始め本部講師は全てこちらでやっています。
また、中限破門殺の出し方が出ているのも学研本のほうです。
旧本には当時、秘してのせていませんでした。
技術的に学研本より精緻な内容になりますと青山社の「秘密瑜伽占星法」をお読みいただくほかありません。
但しこちらは僧侶向けの専門書ですので一般の方にはなじみにくいかもしれません。
旧本のみ一点違う点は「在家星祭法」が巻末に載っていることです。こちらは学研本にはありません。

ただし近く新年あたりには宿曜の新しい本が出る予定です。前著の星祭次第は我ながら読みにくいなど多少の不満もあり、内容的にもより実践しやすい形の在家星祭法」を付録にすべく現在検討中です。ご期待ください。
一般書ですからたぶんより求めやすい価格にはなると思います。

はからずも二冊の破門殺が出ておりますがニーズによってどちらを買うかをお考えくださいますようお願いいたします。