金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

日本人は憲法作れないほど馬鹿なのか?

安保法案が衆議院通過です。
集団的自衛権の是非は随分争われてきましたよね。
これちょっとまずいですよね。
でも、私はいわゆる護憲派じゃないのです。安保法案自体は反対というのではないのです。
でもあえてまずいというわけは憲法の条文がどんなにでも読めちゃうと言うのはまずいでしょうということです。
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めないというこれですよね。
よく読んでくださいね。「武力は行使しない」のに自衛隊はダメですよね戦車や航空機は何のためですか?交戦権もないんですよ。その他の戦力」も駄目です。領海や領空がどんなに侵犯されても脅かしてもいけません。何されても戦う権利自体が無いんだっていうんだからスゴイ憲法です。実に画期的です。
この条文であえて戦う可能性を探るなら国権の発動によるはいけないので、攻めて来られたら自主的に個人や任意団体で竹槍や金属バットなどで応戦するのはいいのかも。
江戸時代に薩英戦争というのもあったからこれもありかもね。
正直に読めばその他に意味はないと思うけど?
それとも違っていますか?私はバカでしょうか。
でも私はこんな憲法は絶対に断固イヤです。
これが好きでたまらない政治家の先生がいて泣いてわめいたりしておられましたけど私にはわかりません。
これってお前はどんなに殴られてもけられて、つば吐きかけられてさげすまれても絶対手出しできないのだということですよ。とても非人道的だと思うのは私だけでしょうか?
日本人は憲法でこうしておかないとすぐ戦争するほどムチャクチャな民族だってどうして護憲派の人たちは思うのでしょう。
いざ他国が攻めてくれば手出ししないでも世界が助けてくれるって?
自分で戦わないものをなんで他人様が助けるもんですか。
チベットみてごらんなさい。150万人も殺して中国共産党が侵略しても誰がとめましたか?
憲法九条が大好きな日本の赤い新聞なんかは内政干渉だから関係なしでおしまい。日本政府も何にも云いません。

この憲法九条のどこが平和憲法なの?
戦いさえないなら何でもいいのでしょうか。
乱暴者が暴れても手出ししないでひたすら殴られるだけ殴られるなら確かに争いはない。
でもこれは平和なのでしょうか。
実際は社会党の村山総理の時代でも自衛隊はなくならなかった。「自衛隊違憲なんではないのか!」と自民党からやっつけられてしどろもどろだったの憶えてますよ。安保も破棄しないんだ?へ~と思いました。結局何も変わらないので安心しました。でも何故?
立て前はちがっても皆さん本音は同じだからじゃないんですか?
政治家は実は世の中動かすのじゃなくて、折り合い付けるのが主な仕事なんですね。看板は看板です。
なぜ自衛隊はなくならないのでしょう。ズバリ必要だからです。
それは皆さんだいたいはそう思っているでしょう。
でも、憲法いじらずどんどん内容が曲がっていくのはどうですか?
だから私は改憲派です。憲法は大事ですよ。いわゆる平和憲法じゃなくてもね。
これじゃ国語の意味が不明になります。順序が違います。

私たち日本人は憲法いじれば必ず戦争するほどバカなんですか?
帝国議会でなしに議会制民主主義でもそうなってしまうほどバカなのですか?
よその国に憲法作ってもらわないと駄目なんでしょうか?
護憲派の人たちにお尋ねしたいです。
日本人ってそんなにバカで戦争が好きなの?
特に憲法いじるなという政治家の方。
だとすればこれからもそういう視点で日本人を見ながら政治を考えていくわけですね。

思うに日本は戦争は好きじゃないです。今だって竹島は実行支配されているけど「困りますよ~」程度でしょう。戦後70年九条があったから戦争に巻き込まれなかったというけど、これは本土が襲われなかったからでしょう。いくら憲法にそう書いてあるからと云って、侵略を受けておめおめ一国が無抵抗に滅ぼされるなんてあるわけない。憲法はそういっても国民は黙っていないでしょう、生き物ですから。
でもパートナーのアメリカさんは判りませんね。
世界の警察なんて自認していておせっかい大好きですし。
本当にホントのこと言えば日本は将来は安保も離れて、本当に独立してちゃんと陸海空の国防軍を持つのがいいと私は思っています。
いつまでも米国の属国みたいであってはいけないでしょう。
じゃあ、今は安保はなんの為に必要なのと聞かれれば、第一は中国や北朝鮮なんかよりもとりえあえずアメリカから日本を護るためにじゃないですか?・・・・と思いますよ。
いま破棄したら何するかわからないもの。アメリカも中国も。そしてロシアも。