ヤモリ君は家中の明かりが漏れる窓には大抵います。
もともと日本にはいないもので台湾や東南アジアから来たらしい。
とはいっても外来種というほど新顔じゃないですよ。
島なんだからそれいうと人間も含めて全部外来種でしょう。
女性には不人気（最近は男性でも怖がる人もいます）ですが例によって当院ではそのような理由では一切退治しません。
実は彼らはとても有能です。
ヤモリ君がいるとゴキブリがヤモリ君の頭数に反比例して激減します。
幼体の内に皆彼らが食べてしまうようです。
お寺の小さな用心棒です。
猫の餌、犬の餌はゴキブリの好物！
小さいゴキブリは食べず、もっぱら成体のゴキブリを狙う巨大な歩行性狩猟型のアシダカグモは見た目もヤモリ以上に不人気ですし、あまり効率が良くないです。（殺したりしないけど実は私はこっちの方がやや苦手です。）
実はゴキブリは成体だと卵産んでしまっているから手遅れ。
幼体の内に退治する！これが大事です。
ゴキブリホイホイだって多分同じですよ。幼体はあんまりかからないのでは本当は意味が薄いのです。そこ行くとヤモリは優秀です。
だから、いやな人はあえて見ないでおいてください。（昼間はでてこないので大丈夫です）
でも、どっかにいると思うだけでもゼッタイ嫌だという位苦手な方は・・・・残念ですが拙寺にはお出でにならないことです。
この辺ではどこにでもいますから。
よく見ると目が黒目で大きく愛敬あると思いますけどね。私は。
爬虫類は普通鳴かないのだけどヤモリ君は捕まえるとクワッと鳴きます。
元気なのは噛みついてきます。でもあんまり痛くはないです。
うちはニャンコ軍団がいるのでみんな尻尾が切れて短い再生尾なのもご愛敬です。
