金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

貴方はどなた?

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この間手に入れたチベット像です。
単身の聖天様みたいだけど、この方はよく見るとツノがあります。
足元にはなんだかわからないうどんみたいのもあります。
人間の生首を掛けていますし、葉衣をつけていて明らかにチベット的です。
胸が膨らんでいるので女尊ですね。
だれだかわかりません。
二チャンリンポチェの御弟子の方に電話で聞きましたが角のある聖天尊はチベットにも見たことないという答え。
最近は中国が土産物的にありもしない変な仏像造るそうですからその類・・・。でもこれと同じでもっと大きいのも見たことがあります。それは古そうでしたけど。
想像をたくましくすると四部大将の内の龍象部に属する厳髻大将かも知れないなぞと思ってみたり・・・。実はこの方立派な髷がありますので。
でもひょっとすると象面のダーキニーかもね。
猪面を戴くドルジェカンモ(バジラ・ヴァラーヒー 金剛亥母やカーグル センギ ドンサンといわれる獅面空行母はじめチベットには鳥や動物の顔をした何十種類ものダーキニーがいるらしいですから。
だとすると足元のモノは腸などの人間の内臓かもしれません。
あり得ない話ではないです。チベットでは自分を捧げる「不惜身命」を端的にこういう形で表現するのです。
中国共産党の大嘘つきの仏敵どもがぬかすように人を殺して人肉そなえるんじゃないですよ。

どこだかの宗派で末寺がチベット寺院に協力したら機嫌が悪くなって急にその寺にえらく冷たくなったという親中派の高僧?がいたと聞きました。
どこの誰だか知らないけど、この御方、中国政府の宗教観を一体どう思っているのやらまったくあきれ返ります。
天台山も青竜寺も中国だけど、中国が共産主義を捨てて民主化されないうちは私は行きたいとは思いません。
共産主義の国家管理された赤い寺院などに有難い仏法などはないと思うからです。

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背面から見た写真ではこの方にはツノと大きな髷があります。