金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

パワースポット談義

去る14日、関東にいる兄弟弟子とはるばる九州からそのご友人が見えました。勿論どちらも寺院のご住職です。ご友人の方も結婚式で一回お会いしたかな。
はじめは遊びに来るのだと思い込んでいたら「聖天様を浴油してほしい。」とのこと。
お持ちになったお像を拝見するとどちらもなかなかの立派な御尊像です。
例によって修法や神仏談義に花が咲きます。
普通お坊さんが集まると墓地の整理の話や庫裏の建て替えや修繕の話、果てはゴルフや車の話でわくのが当世のおぼうさんです。
こういう話しているのはうちら位かもね。
うちらは皆、変わり者ですから。
本山でこの兄弟弟子は「お前らの一門は妖術使うから怖いよな・・・。」といわれたそうです。(笑)
そんなのはやらないけどね。
でも霊だの密教修法の話だの当たり前のようにしていると驚くようです。
お坊さんがそんなので驚くというのはこっちも驚くけど…でもそれが普通は普通なお坊さんなのです。

前後するけどK先生との話にも出た某パワースポットはやはりあそこは・・・というお話も出ました。
悪口になってしまうので公開は当然しないけど。
たしかにパワー強いにはとっても強いけどね。
でも、うたい文句の効能なんてある?という感じ。
どこでもそうですがパワースポットって誰でも行けば同じようにエネルギー捕れるわけじゃない。
なかには行って悪くなる場合もある。
同じところでもある人にはプラス、別な人にはマイナスという作用もありますよ。
この夏に有名な霊場に友人と行きました。
彼は御祈祷してもらうというのが目的。なんでも藩侯が独占的に祈願所にしていたというのですから有名なとこなのです。
「御祈祷はしてもらわないの?」
「ここはちょっと私と会わないですから・・・いいや。」
自分が祈祷している身ですが、此処はいいなあと思うとご縁つなぎで祈願頼むことはあります。
でも、いくら有名な所でもコンタクト取れないものはとれません。ヒットしない。 (私に合わないだけでダメという意味ではないですよ)
だから一口に言っても難しいところもあるわけです。
神道の言葉でいうなら「まほろば」ですね。
上手くこれ知っていると、山岳修行までしなくても行って、そこそこ浄化されます。
コツは方々いくのじゃなく、自分は此処だというところを見つけること。
中には偉く清らかだけどとても厳しいとこもあるので注意します。
一言いうと清らかになるということは汚いものは措いてきてしまうわけでしょ。
「それどうするの?」ということです。
まあ厳しいから清らかなんだろうね。
見つけたら時々行く。定期的にね。
その場合は方位なんてあまり気にしないことです。
さて今日から一泊二日岩手県に御祈祷依頼で出発です。