御祈祷もしています。同行した法友はお御影を二枚買っていました。前方に見えるのは地蔵堂。ここから先は天園ハイキングコースです。今日はどういうわけか外人さんが多い。
斜面には銅像の天狗さんがいっぱい。銅でできていたため戦争で駆出されてしまったけど戦後作り直されました。造られたのもそんなに昔のことじゃないです。
半僧坊の本拠地は浜松の奥山方広寺【臨済宗】です。半僧坊とは半僧半俗の意味で鎌倉時代の創建当時、開山の弟子ににそういう不思議な寺男がいたとのことで、彼の死後にも色々不思議があり、実はあれは天狗だったとうわさされました。禅宗では諸尊信仰と云えば豊川稲荷、秋葉総本殿の可睡斎、山形善宝寺の龍神信仰が有名ですがいずれも曹洞宗。
臨済宗の祈願をする寺院は曹洞宗に比べると珍しいですが半僧坊さんはその筆頭です。
ここにも明治時代に住職の霊夢に出現して勧請されたそう。すがすがしく霊威新たな霊場です。
御真言はオン ナンノウ チリチリ ソワカ
その御姿は杖をついた和尚さんのような仙人のような、やや鼻の高いものの比較的普通の感じで、いわゆる絵に描いた様な鼻高の修験者風や飯縄明神のようなカルラ形天狗ではないです。