私はどうかと云えば「菜根譚」ですかね。
天台僧だから法華経というのが本当は良いのかもしれませんが・・・
私は何か行き詰まりを感じると開くことにしています。すると必ず答えが見つかる不思議な書です。
思想背景は禅的ですが中国思想も加味されています。
この中国思想というところが現実を離れずに実に良いものをもたらしています。だから菜根譚はただの抹香臭い本ではありません。
読んで直ちに生きた智慧がもらえます。
日ごろ私は中国をあまり良く言わないのに不思議と思うかもしれませんが、共産主義以前の古き良き中国は東アジアの文化、文明そして思想的な恩師であることは間違いないのです。
良いことは良い、そして良くないことは良くないということです。
この本は入門としてとてもよかったです。