父は晩年、受戒を受けて本山から法名を頂いております。
しかしながら適当な僧侶が近々みつかりませんでしたので、真言宗の方にお願いしました。
こだわりなく両方の宗派の御経をあげて頂いたのがうれしいです。
どの御経が駄目というのは私の中ではない観念なので全くこだわりなく良い法事になりました。
父は産んだ祖母が早くに亡くなり子供の頃、ずっと真言宗のお寺で育ちましたので多分懐かしく想ったでしょう。
お経にあげていけないお経なんてありません。
儀軌なんかは別だけど。
何故?宗派が違うお経があがると迷うなんて言うことも実際は無いです。
よっぽど宗派に固執してきた人は別ですが現代の大体の亡者は素人ですから違いは良くわかりません。
迷うのは亡くなった人よりむしろ法事やる家族の側ですね。
現代においては江戸時代に戸籍代わりに定められた宗派というより、大乗仏教自体によりフォーカスしてほしいと思うのです。
宗派は大乗仏教自体がおよそ判ってその次に来る問題でしょう。