「投影」という心理学用語があります。これは人は何かショックを受けると似たような過去の出来事におけるリアクションを再現してしまうんですね。
たとえばコンペでしゃべっているのに、相手の返事が無いなどするように応対ないと・・・・過去にそうしてバカにされた経験がわきあがってやおら席を立ち、「もう、いいです!私帰ります!」となる。
こういう風に投影はとてもまずいことになる。たまたまわあわあ騒いでいたりして聞こえてなくても「絶対的にわたしをバカにしているのだ」となる。これは自分は一生懸命に喋っているのに人に過去に無視された経験を投影しているわけです。
でも、実はこの部分はご本人にとってみれば「学び」でもあるわけです。
過去から学んだんですね。
こういうときは私はバカにされていると・・・
で、第一級臨戦態勢になってしまう。
過去の学び、いうまでもありませんがそれが全部間違いではないんですね。そうだとしたら人は何も経験から学ばないことになってしまうから。
「前もこうやってだまされたんですけど今度は相手が違うからいいや。」でまただまされるかも。
それじゃまずいです。
でも「投影」おこして自動防御装置が作動してすぐにミサイルが並んでしまうのもマズイ。
そこでいずれの場合も大事なのは必要な判断力です。
まず最初の例ですが人が返事してくれないと即「私をこの人はバカにしている」という公式を「絶対化」しているところが最大の間違いなんです。
「人が返事しない」が「アンカー」つまりこの場合はミサイルの第一ボタンです。
こうなると後は自動的にミサイル攻撃の準備に入る。
そこで判断を加えます。「本当にすべてがそうなの?この場合もそう?」「ほかに原因は考えられないんですか?」「だとしたらなぜこのひとはそんなことするの?目的は何?」です。そこで人が返事しないはミサイル攻撃のアンカーからは外れる訳です。
世の中にはイメージや印象優先で良いものもありますがここはアタマが大事なのですね。人間関係は特にそこが急所。
だから投影は感性豊かな人ほど陥る過ち。芸術系の人とか、性別では女性に多いみたいです。
それから霊感型の人。そういう人が投影に陥いると大変危険であります。
全部、悪霊とか呪いになる。邪気が満ちていますから電車に乗れません!
こういう人はしばしば霊感強すぎてというけど、・・・・悪いけどそういう人のほとんどはわたしにいわせりゃただの認識の病なんだと思う。
別段、霊能者をバカにしているわけじゃない。
でも本当は霊能者ではないのに病気を自分の霊能だと思っている人は多いです。
だから「私って霊感強いんです!」って自己紹介されても、まずそのままは信じません。「あ、そうなの。それはスゴイですね」とはいうけどね。
勿論、嘘だとはいわないけど、この時点では確実なのは「少なくともご本人はそうおもっていらっしゃる」ということですね。
そういう人の多くは勿論、カン働きがいいんだけど、それがそのまますべてに通用すると思っている所がトウシロウ。又、通用させちゃう乱暴さがいけません。
ほんまものの霊能者は自分の限界も得ても不得手も知っています。
それがあってこそのプロ。
これって理論的にのみ考えろといっているのではないんです。
直感も大事です。
頭とカン働きでバランス的に判断しましょう。