金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

うれしかったこと

今日、遠方からお電話がありました。
なんでも知的障害があって精神疾患もあるということですが、その方からお不動様の本を買いましたということでお電話いただきました。この先の人生が不安なのでしょう。将来に親が亡くなったら死にたいと思う・・・ということでしたが「一回でも真言を唱えたら、もう、お不動さんが味方ですよ」ということで頑張ってもらうようお話させてもらいました。
あの本で一番に言いたい中心のお話しはそれですから。
お話の内容は最後までしっかりしていて健常者と変わったところもなく呂律が多少たどたどしいくらいでした。でも「こうですか?」といって電話口でしっかり慈救咒をお唱えになりました。
私のことは本で知ったそうです。
そういう人生に大きな難問を持つ方が拙著に何かしらを感じてお電話をくれたのは本当にうれしいことでした。
私にしてみればそういう方が一人いらしただけでも本を書いた甲斐というものがあります。
お電話でも申しましたがお不動様を拝んだかからといっても障害がなくなるというようなことはまずもって、考え難いでしょうが、信仰を支えに頑張って生きていって頂きたいものです。
合掌。