秋の夕べのアブラゼミ
もう今は6時だとかなり暗くなりますね。昨日の夕べちょっと外へ行って帰ってきたら家の裏の壁にアブラゼミがいました。
もう仲間もいないし、どこへ行ったらいいのやら・・・・ジッとしています。
もうまばらに聞こえるのは秋の虫たちの声だけ。それも連日の悪天候で今年はめっきり少ないですね。急速に秋が深まっていく感じ。
もうどこにも行くところがなくてうちの裏の電灯に秋の蛾などとともに来たのでしょう。
このセミはなんか悲しいけど、本当は・・・皆同じです。あなたもそして私も。
あれだけうるさいほどに夏中鳴いていたのに・・やがて自分の時代が終わり、どこにいいこうか・・・どうしようか…という時が来るでしょうね。
そしてこの秋のセミのように誰からも忘れられてしまう。
そんなとき、なににつけ信仰が何もない人は本当にさみしいと思うのです。
「信仰なんて弱い人間がするもんだ!」と豪語する人もいます。
そう。信仰する人は自分が弱いということを知っているのです。
彼はそれを知らない。
ただ、それだけの違い。
朝見たらセミ君はもういなかった。
秋雨の降る中、今日はどこへ行ったやら・・・。