金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

天河弁才天

「来ぬのか」「来ぬのか」「そろそろ来ぬか」と明け方、ゆめかうつつか声がいくつも重なって聞こえてくる。
ああ、これは天河の弁天様ですね。
竜蛇のお顔が三つありますからお声も必ず三つ重なって聞こえてきます。
其れで天河の弁天様だとわかる。
毎年お参りしているのですがもうはや今年も残りは三か月、「まいりますとも。」
16日、17日とかけて行くことにしました。
これはあくまで私の感じ方にすぎないのですが天河の弁天様は日本の神々と仏教の世界の橋渡しの神様。
お名前は弁天様ですがインドの弁天様ではなく日本産の弁天様とも言うべき太古の神様ですね。普通の弁天様ではありません。

夢でお会いした時は天河の上空に高くいらして、お姿はそれは大きな大きな白蛇でした。感じとしては10階建てのデパートくらいのビルを一つ横に倒したくらいの大きさです。それが.示現された権身なのか本相なのかはわかりません。
その時私は体調が悪く、まあ病気だったんですがあまり薬の効かない。なんだかわからない不定愁訴のようなものでした。
御口から甘露を出して下さって、夢の中でそれ飲んだら治った経験があります。
そもそも天河に行くようになったのは母が夢でなんかお花のようなものから蛇が三つ顔出している神様が夢に出てきたというのです。
「そんな神様きいたことないわ」と言ったらお弟子のkさんが、この人はインスピレーションの優れた人ですが、彼女は「これ、弁天様ですよ」という話。
kさんは私より年配の女性ですがなかなかの行者で、十一面観音千座、華水供千座して現在、聖天浴油供もしますし、六観音様の供養法をそれぞれ全部100回修行した人。よく拝んだと思います。
「こんな弁天様って?」それで即座に「天河曼荼羅」をピンと思いついた。
三つ首龍の弁天様でお花の様なのは羯磨衣の襟ですね。フリルでお花みたいになっている。
それで曼荼羅の絵見せたら果たして「これだ。これだ。」ということ。
私の母も弁天様一千座、修義までしました。
社務所で聞いたら、夢なんかでよく曼荼羅の部分見てこちらに来る人は多いんだそうです。
それから毎年お参りしています。
天河様は神仏習合で御祈祷では般若心経や御真言も上がります。
聖護院さんが来て柴燈護摩もするらしい。
最近では私の尊敬する比叡山のT先生も最近弁才天の浴酒をお宮から頼まれて伺っているらしいです。