この方はお酒で失敗した経験から何とか「はしご酒」を辞めたいということで以前相談に見えました。
仕事の上で世話になった方とも過ぎたお酒がもとで疎遠になったそうです。.もうその人も故人だそうですが、是非お墓参りして和解を・・・といったらその次の日、さっそくお墓に訪ねて行ったそうです。.初めて何も知らないでいった。そうしたら正月命日だったそうです。
その方が呼んでいたのかもね。
そして大根あげたらもう飲み方が違ってきたんだそうです。お酒にだんだん負けなくなった。
それで何か拝んでくれたんですか?と聞かれました。
別に拝んではいません。
相談の時も酒を過ごさぬようになどというのは拝むことではなく、自分で気をつければいいのですよといったままです。
もういっぺんにやめようとかしないで少しずつ過ごすのをやめればいい。何も酒を全部やめないでいいんですよ。絶たなくてもいい。
そんな風に話をさせてもらっただけです。
そうしたら大根あげてから自然、自然とはしご酒が減ってきたんだそうです。
ご本人が私が何か拝んでいるのではないのかと思うくらいだそうです。
でも、こういう霊験は祈祷していただく霊験とは違うと思います。
大根は値段は高くはないけど持ってくるのは大変です。重いしね。それも相当大きい見事な大根です。
でも一生懸命抱えてもってきていただきました。
「衆生の心水、仏月の影を映す」と申します。
そういう心に聖天様の月の影が映ったんでしょうね。
別にご祈祷を頼まなくても心でもらう霊験もあるのです。