金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

「九曜星は人生なり」


私は一つのことが頭につくとズーッとついて回るんですね。
これって・・・・アスペルガー症候群かも。
子供のころかなり変でしたので。(今も変ですけど)
この間年はじめから将軍地蔵が頭について回る。
別にそれが好きで考えるんじゃないんだけどね。
今朝は夢うつつに太白金星がガーンと出てくる。
もう目の前いっぱいに。
もちろんそういうイメージです。
実際に太白金星がそこに物理的にある感じとかじゃないです。
そこまでは頭おかしくない。
キラキラと白くてその光は虹色に輝く、それが太白金星。
オパールみたいです。
フ~ンじゃあ、九曜星のはじめの羅睺は?と言たてら真っ黒い混とんとした雲の塊みたいなものが出てくる。日蝕に当たる存在ですね。
羅睺はそうか?人間の生まれる前の渾沌未分の状態なんだ!
そして土曜星。これは形になった赤ちゃんです。これも黒土のように黒い。羅睺の黒雲のような色ではなく、黒いんです。羅睺は渦巻いて動いているけど土曜はしっかりと動かない。でも生き生きしている黒さ。イメージでは羅睺よりすこし小さいですね。肉体の形成です。
赤ちゃんは人生の一番危うい時期のひとつ。
四大悪曜です。
次の水曜星は子供時代、思春期まで。美しく青く透明な姿。
そういえば男女宮の主星ですね。男女は観音経にある通り、男性と女性じゃなく子供の意味。西洋でもふたご座です。
つまり子供時代ですね。
金曜星はさっきいいました。金曜星は西洋ではヴィーナスで恋愛とかをつかさどる。青春時代ですね。人生の喜びの追求です。
インドでは独身の神、カールティケヤに当たる。
日曜星、赤々とした太陽は一人前に認められ、人生の働き盛り。もっともその人の本領がすべて出るとき。あわよくば中空にあって全てを照らさんとする息盛んなる太陽。易の卦でいえば「火天大有」でしょうか。
でも中空の太陽は日が傾く日没の始まりでもある。
火曜星、まがまがしく火を噴く星。赤黒く出現する。ちょうどまだ燃えている火事場の跡みたいに見える。
一人前の人間にはいいばかりじゃなく、責任ある人生にはそれなりの強烈な試練が来ます。それが火曜星。
激しいストレスの星である火曜星の次は、計都星は彗星。ハレー大彗星のように青い尾を引く巨大な星。動いているのだろうけどあまりに巨大で動いて見えない。移動距離に対して星があまりに大きすぎるのでそう見える。そういうイメージ映像でした。この星の大きさは抱えきれないストレスの表れなのでしょうか。
これは人生の倦怠期。何もかも嫌になって流れ星みたいにどっかへ行きたくなる。
そういう時期はありますよね。実際やってしまうとホームレスだの放浪人生だの「うつ病」になってしまう。火曜、計都星は二大悪星です。
そして月曜、これは荘年の功が成って安定した穏やかさなのですね。
やわらかな月の光は太陽のようにもうギラギラはしない。
暖かさと同時に涼しさもある。
最後は木曜星。これは大樹が出てきました。たわわに実った木の実は子孫や後進の人々を表す。
中島みゆきさんの「ヘッドライト、テールライト」の歌みたいに継承したり、つないでいく力。肉体的には子孫に残る遺伝子ですが技術や教えでもいい。
根や花や木の実はみんな、そのためのもの。
そしてまた、生命は死して羅睺の渾沌の海に戻っていく。
「これが人生・・・?九曜星は人生の縮図かあ。」と思うと
「・・・わかったか。」とどこかで声がしてイメージは終わりました。

12因縁でいえば無明と最後の老死は羅睺でしょうね。行、識、名色は土曜、六入、触、受は水曜、愛、取は金曜、有は日曜、生、は火曜から木曜まででしょうか。