宿曜は破門殺ですので一応何が起きても覚悟はあるのですが、破門殺来る前から早くもそんな感じですね。
イヤ~これで本格的になったらどうだろう。…破門殺は想像を絶する猛威を振るいます。私、終わるまで生きていないかもね。
そんな中で「西洋占星術に開運法はあるの?」と聞いたら「…土星です。土星の使い方いかんでしょう。」とのこと。宿曜の言い方では土曜星ですね。
この方が問題の土曜星様です。笑ってますけど怖いお方です。
思うに実星の占いでは洋の東西を問わず、土星は最大の凶星とされています。九曜星の九進法占いでは凶ではあるものの、計都星や火曜星、羅睺星に比べればまだしもなのですが、でもインド占星術ではやはり一番、不吉な星だそうです。
ただ、見方を変えれば土星は試練の星。重しを乗っけて自分を強化してくれる絶好の機会なのですって。
学びの星ですね。
だから土星の巡りが来たら嫌がって逃げるのでなくドンと受け止めるの一番の良策だそうです。
これはすごい発想です。大概逃げることを聞くのですが逃げないでどっぷりつかれというのです。
良寛さんがいった「災難に逢う時節には災難に逢うがよく候 死ぬる時節には死ぬがよく候。 是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候 かしこ」
というのと同じだと思う。
これは良寛さんが大地震で被災した友達の歌人に当てたお見舞いの言葉だそうです。
本当に親しいから言えるんですよね。本当のことが。
もし、被災地のお見舞いでこんな演説したらもう大変です。
前回の破門殺は33歳ころでしたが、宗教法人の代表役員になったものの
かってない苦労しました。寺のお金や仏像はよそに行ってしまっていたり、テキヤさんが勝手に寺の境内を駐車場にしていたり、寺の境内は駐車場なんですけど誰が貸しているのかもわからない始末でした。収入は賽銭のみ。年末には行ったらすぐの水神だの荒神だの正月に飾る神棚の御幣切りをしろと言われ、それ売って回ったら三千円は高いので千円返して回れと言われて返して回りました。
それで弟子とともに小銭数えて生活する年末となりました。
重病の人が護摩焚いてくれというので本式に焚いたら大根2本もってお礼に来た。・・そのうち弟子は逃げてしまうし・・・まあにげるわな。
長く空き寺でしたので一年たって50万円ばかりのお金を作り、飛び地の本尊取り戻して,寺の機能を戻し、やりたい人捜して後継者決めて辞職して帰りました。
この経験で人が変わった。テキヤさんの親分とまでガチンコでけんかして境内から出てもらいました。仏像も「じぶんのだからさわるな。」というので、「預かれないから、あんたの家に持ってくる」といったら「そりゃ困る!」
困るでしょうよ。光背まで入れたら1メートルほどの座像ですから。「じゃあ、私におくれ」と言ってもらってきた。
夜に飲み屋に行くので勝手に寺に車止める奴は見つけ次第追い払い、裏でタバコ吸っている高校生は「学校に通報するぞ」と脅かし、そう脅かしたので高校生は近所の空き家に集まってタバコ吸ったので、失火で全焼した。
「お前が変なこと言うので空き家が焼けたんだ!」というようなこと言うので、「良かった!うちが焼けなくて。」といってやった。
かとおもえば、境内の賽銭箱前で熱心に拝んでいる爺さんがいると思ったら、なんと立小便!こらっと言ったら、その人おどろいて自分に小便かけてしまった。
テンバツです。わたしゃ知りません!
「まあ、今度来た東京の住職は鬼のようだ」とまでいわれた。
(その街では山の向こうからくる人間は皆、東京者という認識です。)
そこいくまではおとなしかったんですよ。私は。
これが前回の破門殺体験。
まあ、これですね。
土星でなくても破門殺でも、空亡でも暗剣殺でも悪い星が来るのは同じ受け止め方でいいと思います。
軍隊の強化合宿にでも招集されたつもりで毎日、積極的に歩腹全身です。
そうしているうち私たちは少しずつ・・・・強くなるのでしょう。
やんぬるかな。私もドンと受け止めてまいりましょう!