金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

時のプレゼント

去年のこと。玄関の陰から境内を望遠レンズつきのカメラでじーっと見ているご老人がいました。当然のこと不審に思ったので、「何か御用ですか?」と尋ねると・・・
境内にいたフェネックキツネを指さして「いや…かわいいんで」という返事。
でも普通人の家の庭撮ったりしないですよね。
「やめてもらいましょうか?」という弟子もいたけど、・・・まあ非法人とはいえ当院は宗派が認めている寺院だからそこはいいだろう。寺の庭撮っても咎めないのが普通だし・・・ということで様子を見るだけにしておきました。
それから今日、玄関にお客さんが・・・というので行ってみると.そのご老人でした。
イメージ 1
彼は写真を八つ切りにしてプリントとして持ってきてくれたのでした。
「頂いていいんですか?」というと、「どうぞ」ということなのでプレゼントして頂きました。

お披露目しますね。被写体は猫がレンちゃん、下はフェネックでコウちゃんです。なかなかいいショットです。
でも、その方は最後までコウちゃんを犬だと思っていたらしい。
今日は犬はいないんですね・・といっていましたので。(いつも庭に繋ぎますが、このところは骨折で家の中で休んでました。)

写真って面白いですね。写真は時のプレゼントです。
当たり前だけど、多分、時間がたって、いつかこの子たちが死んでも、そのご老人がなくなっても、そして私がいなくなっても、この写真は保存する限り残ります。
時が流れてもアルバムを開ければそこに彼らはいるんですね。
写真を拝見しているうちに昔の万国博の華やかな写真を見て「ああ、この人たち、今は一人ももういないんだな・・。でもこの人たちがいて今があるんだなあ。・・・」と感慨にふけったのを思い出しました。