お弟子さんが来てくれてほぼ準備ができました。
すでにお守りは宇賀神浴酒供養で開眼しました。
自分でいうのも変ですが、この御弁天様は大変精巧にできています。
そんなに古いもんではなく江戸時代ですね。でも持ち物をみると最勝王経の八臂弁財天の持ち物なんです。
長杵、鉄輪、羂索、刀、矟、斧、弓、箭の八つ。宇賀弁天の最も代表的持物である宝珠と鍵はみあたらない。
宇賀神様が冠の中に載ってはいますが、通常の宇賀弁天とは少し異なる折衷型でめずらしいスタイルの弁天様です。
この弁天様は私が正先達になった平成２年にお迎えしたものです。
原則的には一年に一回しかお厨子は開けません。
でも弁天様は私の守護神ですのでお顔を見るとなあんとなく安心します。
「守護神というのは表に出ないのが本当だ。縁の下の力持ち。ドラマでいえば役者じゃなくて監督みたいに。」と師匠から習ってきました。
師匠の守護神は天満宮。ひっそりと道場の脇ででお祭りしています。
師の誕生日に木像の天満宮をご奉納したことがあります。
今でも大福生寺に祭ってあると思う。
長らくご無沙汰していた弁才天、供養法もしばらくしてないけど最近になって良く出てきますね。
困ったことがあるとよく助けてくれます。
昔、加行中、護摩焚いていたら霊能者の同行さんから「羽田君は誰呼んでいるんだ。君が護摩焚くと十二単みたいな衣装の女性が来て一緒に焚いているよ。」といわれました。
弁天さんかしら？人間だろうか？
私にはそういうの見えないからわからんけど。
女神はいろいろいるけど鬼子母神は母性のエネルギー、吉祥天は愛敬のエネルギー、弁才天はやはり智のエネルギーですね。
