日本の習合思想では牽牛星はアメノワカヒコで勢至菩薩の化身、オリヒメは如意輪観音の垂迹とされました。
そういうわけで拙寺でも飾り付けをします。
こういうのは猫から見れば「巨大猫じゃらし」みたいなものでニャンコの格好の遊び材料なので注意しないとバラバラにされてしまう恐れあり。
中華圏では「七夕情人節」といって恋人達のお祭りとして知られている。香港やマレーシアでも盛んのようですよ。
私的には根拠薄弱な「バレンタインデー」なんかより絶対、こっちを盛んにしたいものです。昔からあるしね。
商業的利益にもなるし、各地で大々的にドカンとやったらどうかと思います。
最近ディズニーランドでも盛んにやるようだけど。情緒面では個人的にはあんまり感心しませんな。洋風には七夕は合わないよ。
別に商売だからやるのはいいけどね…。
老婆心ながらそういうところへ子供連れて行ってしまいに「七夕ってネズミのカップルのお祭だ」なんて認識にならないよう祈るのみです。
ネズミを天敵とするカイコには関係あるんですけどね。
やはり日本風の七夕を先に見てほしい。
でも七月七日って大概雨ですね。織女も牽牛もお気の毒。
昔はそれでもって竹竿流して二人が会えるよう天の川には仕掛けてあげようってロマンチックなお祀りだったんですけど、最近は河川法とかでダメですね。まあ、飾り物は流すのはまずいだろうけど笹だけならいいようにも思うのですが・・・。
もっともこのお祭りは旧暦が正しい。
そのころは梅雨も明けて大概バッチリ夜空は晴れです。