金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

尽きせぬ命の方とともに

行者は尽きせぬ命を持つ方「本尊」との同行二人です。
行者は本尊のマネージャー兼下働き。
聖天様に限らず行者はそういう者だと思っています。
まあ、時代劇風に言えば家来のようなものですね。
殿は本尊様。
家来はどこまでも家来。殿を差し置いて前に出てはならぬ身です。
そしてどこまでも本尊が主役です。
当たり前ですがそんな行者もいつかお別れすることに。
なにせ我が殿は永遠の命の持ち主です。どこまでもお供することは限りある人の身では叶いません。


でも家来には家来の幸せというものがあります。
最期のその時に「殿。面白うございました。ありがとうございました。ご一緒できて私メは幸せ者でした。本当にありがとうございました。どうかいついつまでも世の光になっておいでください…」と言って合掌の中に死ねたらね。いいなあ…と思うのです。