金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

映画「ボブという名の猫」を見て

今日は午後護摩焚きの後、横浜に買い物に。
そしてとても見たかった映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」をやっていたので夕方にはそれを見ました。
実話を基にした話で麻薬中毒で貧乏なストリートミュージシャンの青年が拾った「のら猫」ボブと頑張って人生の成功に至るまでの話ですが、この話にはとても感動しました。
泣けるような感じは受けないのですが、でもしみじみとそうだなあと思う、
考えれば私も小さな友人であるニャンコやワンコや色々な鳥獣魚虫に励まされ、勇気づけられて今日まで来たのだと思い返しました。
彼らは時として人間の友人や家族と同等、もしくはそれ以上に色々助けてくれました。
ワンコやニャンコを子供みたいに思う方は多いですね。それもいいけどいつも彼らは私たちに守られているばかりじゃないんですね。
必ずしも私たちは保護者ではない。それは人間の不遜というものです。逆に助けられたり守ってもらうことだって本当に多い人生の良き友、同胞です。
飼育しているというのはおこがましい。来てもらったと考えています。
以前、「動物は菩薩である」という副題の「密教動物記」という本を出させていただきましたが、この映画を見て改めて実際に動物は菩薩なんだなと思い返しました。
西洋流に言えば天使ですかね。小さな天使たちです。
それが長くてもわずか20年か10年の間ですけど、その人生ならぬワン生とかニャン生をかけて彼らはずっと私たちのそばにいてくれるんですね。
本当にありがたいと言いますか、実にかたじけないことですね。
どこかのペットショップに「エンジェル」というのがあったけど、本当だなあ…と思います。