金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

皆さん。お彼岸ですよ。

今日は法類さんの車に乗せてもらい墓参に参りました。
行って驚き!
お彼岸というのにお花も上がらないお墓の方が多い。
なかには草ぼうぼうで荒れ果てたようなお墓も・・・。なんたること・・・。
もうそれだけお彼岸自体が世間の感覚から外れてるんですね。
秋分の日」なんて何で祝日なんでしょうね。
戦前の言い方「秋季皇霊祭」ならまだ意味がわかるけど。
かっての日本はこの時期、上御一人より庶民に至るまであつく先祖を祀り、お墓参りしたものです。
現代の仏教が主役の死者を無視して、法要や死んだ方への供養を生きているものの思いで会のようにしてしまった結果ですね。仏教なんて通さなくても思いではあるわけですから。
クリスマスツリー飾りながらでも、旅行してでも亡き人の思い出話したっていいわけでしょ。

いままでは当たり前のようにほめたたえられてきたグローバル化がいろいろ批判されているけど、日本の場合はグローバル化とは日本の外国化でしかなかったように思います。
こと文化に関してはね。
最近はハロウィンとかやるけどあれ、なんなのって感じ?
日本でやること?
少なくとも伝統行事の七夕よりはるかに盛んになってきていますよね。
やるのは勝手だけど商業路線に乗ってやってくる新手の行事には手もなく篭絡されている日本国民の愚かさよ。
残念ながら日本人って案外程度低いんだなあって思ってしまいます。
バレンタインデーだのホワイトデーだとかハロウィンなんかそんなのどーでもいい。
ちなみにクリスマスカードはもらっても返事は出さないですね。
悪いけど私はキリシタンではないので。
成道会カードがあるならおかえしに出したいくらいです。

こうやってかっての重要な霊的な行事は影を潜め、意味もロクにないくだらないバカ騒ぎの陰に埋もれてしまうのですね。
残念無念。

好きな人も多いだろうから声を大にしては言わないけど…私的にはアメリカ的な祝日や行事に大大的なパレードとかやる東京ディズニーランドなんてそういう意味では日本米国化の根源のようにさえ思います。
「とにかくすごいから、一遍行ってみろ」と言うので行ってみたけど…なるほど、これは金かかっているし。金取るしって感じ。それは感じる。それだけ。
好きで四六時中お出での方もいるとか。
まあ、そういう人はそういう人で結構ですが、わたしゃ一回行けばもう結構でございます。私的には騒々しくけばけばしくて何の深みも感じない。
まあ、話のタネに一回は言ってもいいでしょう。
でも個人的には浅草の花屋敷なんかの方が情緒や夢があってまだしもです。

なによりも日本米国化の先兵。
そういう意図はなくても日本の子供たちの脳みそをアメリカナイズする洗脳機関のようにすら思います。
そう思ってみればシンデレラ城もアメリカ商業主義の牙城のようにすら見えてくる。
考えすぎでしょうか。(笑)
東京ディズニーランドファンの皆様・・・愚か者のたわごとです。お許しあれ。
でもミッキーやミニー、ドナルドやグーフィにも日本の伝統行事も同じようにをもっと大々的にしてほしいと思うのです。
それでこそ「東京」ディズニーランドでしょ。