金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

逆さですが…それが何か?


これはハナゴンベという海水魚。この手の魚はデリケートなのか、あまり長く生きないことが多いけどこの子は長いですね。

でもいつの間にか逆さになってしまったんです。

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最初はこうなって数日間えさも食べませんでした。本人も驚いたんでしょう。
多分体内にある浮袋の不具合と思います。
「もう、駄目かなあ…。でも意外と元気みたいだしなあ・・・」
それで心配して色々えさを工夫するうちにまた元気になったんですね。

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今は他の魚に負けずに食べてます
相変わらず逆さですが・…。

認知心理学の実験で世の中が逆さに見えるゴーグルつけて生活すると、馴れるにしたがってそれが、だんだん普通になるらしい。
それでしばらく生活してゴーグル外すと逆に動きが取れなくなる。このハナゴンベ君も不具合が治ったらまたまた惑ってしまうかも…。

余談ですけど、皆さんの中にはご存知の方があるでしょうか?
昔、ひな祭りには「金華糖」というお菓子がありました。
お魚や野菜がお砂糖で作ってあって、ちょこっと綺麗な彩色がしてあるとってもかわいいお菓子なんです!
まあ、味は砂糖を溶かして固めたそのままなのですが、見ててとっても楽しい。
大根やタケノコだのナスだの茸だの、海産物ではハマグリ、ブリ、エビもある。変わったところでは招き猫や桃もあった。
母が「懐かしいから欲しい」というので数年前に調べたら、いま東京では台東区で一件の店だけが予約でやっているのみらしいです。

ハナゴンベ君はその「金華糖」でできたタイによく似てるなあ…。といつも思います。
逆さでも何でもこの子がいると水槽が華やかになります。