金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

晩秋の三峰山参詣

錦秋の奥秩父を行く
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昨日言ったように三峰山にお参りに行きました。今日は快晴お参り日和
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修験時代の趣を残す山門
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こちら山門を守るお犬様です。狐とは明らかに違う。
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いよいよご本社。左右の建物は習合時代のままかと思われます。
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社殿を彩る壮麗豪奢な彫刻の数々
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とりわけ鳳凰は本社の中にも多く描かれています。鳳凰は南方の朱雀に通じます。やはり今日から乾の方角は九紫火星が回座ですので、その象意のものが多く見られるところに来ちゃうんですね。不思議なものです。
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正面に飛竜が遊びます。末社の国常立命社。ここも壮麗!クニトコタチノミコトは修験道ではしばしば蔵王権現の神祇バージョンですね。旧蔵王権現社かも・・・?役行者ゆかりの霊場なら全く不思議ではないです。
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どれを拝見しても、とてもとても美しい社殿の数々です。
でも・・・私の一番見たかった習合時代の展示物を陳列してある宝物館はお休み。残念!
でもそこには以前より二体の聖天様が展示してあると聞きいていました。

こちらは習合時代も神様の絵札がなく本地十一面観音、垂迹は伊弉諾伊弉冉だがお姿がない。
伊弉諾伊弉冉は密教的には金胎大日如来。さらにいえば聖天尊です。
つまり三峰明神は聖天というのが私独自の仮説。
聖天は絶対の秘仏だからお姿絵は当然ない。

ま、大胆な仮説なのであまり真に受けないで。(笑)
さてさすがお犬様の聖地。
眷属は犬以外見当たらぬ模様。
同行したサイキックの弟子は霊視で具体的にハスキー犬に似た色合いの犬みたいな動物見たと言います。
多分眷属さんですね。
どこもかしこもお犬様。そのほかはなし。
修験のお山でしたから天狗様はいないかと思ったけどそんな気配を感じませんでしたね。今回は。

あ、参詣者で実物のワンちゃん連れている人も何人かいましたけどね。

奥の院も行ってみたかったけど結構時間かかるらしい。参詣中、この前、奥の院には熊が出たのでご用心という情報も友人からメールで来ました!
…山が深いですからねえ。

三峰明神はイメージで例えれば屹立した針葉樹、杉かヒノキみたいのですね。スッとしている。ゴチャゴチャした飾り気はないすがすがしさ。
お稲荷様は逆に広葉樹の林のようににぎやかで明るい。
帰りに法友が勧めてくれた地元の温泉つかりながら錦秋の山を見て、なんとなくそんなこと思いました。