金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

最良の未来を選択する

摩利支天一印法というのがあります。実際は一印では済みませんが武士などもよくやった法です。
私は自動車が混むとこれやりますがそうすると30分もたてば車はガラガラにすくことが多い。まあ、盆や正月はちょっと無理だと思うのですけど。
仕組みはどうなのか全く分かりません。だって走ってるよそ様の車がそんなことしたって減るというのは変ですからね。
最近、思うのはこの法って未来の選択ができるのだなと思う。
要するにそういう選択ルートを選んでしまう法なのです。
昨日も飯縄山からの帰りで拝んだ8時44分に着くというイメージが出てきて、まさかと思ったらその通りになった。
よもやと思うけど「9時少し前には着くと思うよ」と運転してる弟子に言いました。
出発まじか長野インターでの到着予定時刻はカーナビで9時52分です。運転してる本人も10時ころになりますよと言っていた。
東京がガラガラでスイスイ。
どう考えたって術でそんなことできる力は私にはないし、これって多分、未来はいくつかあって一番いいの選択できる法なんだと思う。それ以外考え及ばないです。
つまり車減らしているのじゃなく、車の混んでいない未来を選択している訳。

出行の法なので他のことに応用したことはあまりないけど、してみたら面白いかも。限界も見えると思うので怖いと言えば怖い。
一番良いと思う未来にワープするのが摩利支天の秘法です。
でも、たとえば受験でこれすれば東京大学に行けるとかが叶うとは限らない。一番良くて二流大学とい人はそういう結果が最高ということになる。だからなんでも自由自在ではないんです。
結婚だって一番良くても、一回結婚してそのあと、結果は一年で離婚。後は孤独という場合もあるでしょうし・・・・。ほかはいくら善くても子孫には恵まれませんという人もある。選択肢はいくつもあるけど無限ではないでしょうね。
だから、いくらしたところで8時44分より早くは着かないわけ。
まあ、摩利支天は顕著だけど仕組みを言うと祈願は全てそういうものなのじゃないかな。と思います。
逆立ちしたって本人にない物は出てこない。
そういうことでしょう。

特に摩利支天はそういう事が早く起きる。そういう不思議がある。
私は摩利支天は好きなので700座までやったけど、途中で父が死んで頓挫してそのままでいます。
自分でやりこんだと思うのは天部では聖天様は別にすると修義や浴酒やった宇賀神とこの摩利支天くらいかな。