金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

感謝祭の御札発送

二人の弟子に手伝ってもらい、夕べ、何とか感謝祭の御札を発送しました。
感謝祭自体は3日ですが、行事は行事、多くの場合例によって先に拝みますのでもう開眼済みです。以前はお祀りおわって発送してましたが最近は
一日過ぎると「まだ、お札来ないの?」と聞かれるので拝んである限りなるべく早い発送を心がけています。

若いころ、ある御本山に参拝して御祈祷を依頼したら、「明日、御祈祷するから御札だけ差し上げます。」というスタイルでしたが、それでも即霊験があったことがあり、「御祈祷って頼んだ時点で働き始めるんだな…」と思いました。
要するに「頼みました。」「引き受けました。」という共通了解が大事なんですね。
大きなお寺から見ればうちはお札は少ないと思うのですが、まあ、でも数の上では一人でやれる限界はいささか超えてますので大変は大変です。
御札の外書きは作ってもらってますけど、基本、祈願では内符は書いていますし、印刷物であっても逐一入れておりますので手間は手間。
追加依頼や漏れもあるので御札は余計な数も拝んで開眼します。

まあ、こういうやり方だと自ずと限界はありますが、一人一人じっくり拝んでというスタンスは大事にしたいので…そこが大寺院様や有名寺院様ではなかなか難しい唯一の良さかも。
だから、うちのような小さな寺院はお店で言えば目指すべきも学ぶべきも拡大路線にいく大店舗ではなく、どこまでも固定の顧客で延々とやっていく老舗さん的なあり方だと思っています。
京都行くと他所から来た人が大体四条河原町界隈ででかい店出すけど世の中の流れやはやりが変わればようもたんようです。しょっちゅう変わってる。
昔からある路地のお店は息長いです。

明日は日帰りで飯縄山奥の院に上がって明神様に今年最後の護摩を差し上げます。