金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

お正月はなぜ目出度い?

最近は正月でも門松もお飾りもない。お供えもなければしめ縄もない家が増えてきました。
それでいて信じてもいない耶蘇教のクリスマスツリーやクルスだの毒々しいネオン飾りを玄関に飾って喜んでいる。
とても残念ですね。
ああ、言うものにはすべて意味があるのにね。
例えばしめ縄は結界。新年に当たり魔物が入らないよう改めて引いておく。それは一年間有効なのです。
「年が改まったからって何?」という感じなんだろうけど、むしろ歳が改まったというその観念が大事なのですね。
ここで悪いものを切っておく。リセットするということ。いわば、そのための道具立てなんです。我々もリニューアルして新たに生まれ変わるんですね。
それがおめでたいんです。
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上の写真はある華道家の方がご奉納下さった玄関の生け花です。
その方は拙寺の信者さんでもない方ですのに有難い限りです。
とても素敵ですね!お正月はこうでなくちゃ。お目出度いんだから。