准胝独部法で黒米でなく虫を吐く夢を見たという人がいました。
まあ、虫でも同じようなもので一種の悉地と思います。
また、准胝様が出てきたというのはすごいですね。
お話を聞くと一種のアニマの元型としての形式で出現された感じもします。
「羽田先生、お世話になっております。
おかげさまで、昨日で准胝独部法、十万遍修了致しました。
ありがとうございました。
始めてすぐは不安感や焦燥感が念誦中に湧き出てきて困りましたが、自分の体から水蒸気のように何かが出ている感じがして、最後には胸が暖かくなって千遍になるという事が続きました。
そして一万遍を超えて、夢に准胝様が出てこられました。
仏像みたいな感じではなく、生身の女性の姿ですがとても神々しく、夢の中でも准胝様だと思いました。
准胝様は私の衣服を脱がし、抱きしめてくれたところで目が覚め、ありありと夢が心に刻まれました。
その夢をみて以降は、念誦中に不安感や焦燥感を覚えることも無く、心地よく念誦ができるようになりました。
その後、二万遍を越えた時に、朝の念誦中に鏡壇の桐箱がスクリーンみたいになり、桐箱に准胝様の仏像のお姿がありありと見えました。驚きつつもそのお姿に意識を集中するととても心地良く、あっと言う間に念誦が終りました。
自分は桐箱の上に3Dというか立体に准胝様をイメージしていたのですが、自分のイメージと異なり、2Dのスクリーン的に見えて驚きました。
その後も夜の一座は輪郭だけは見えましたが、それ以降は特に見えなくなりました。
それ以降は特に変わった事はないですが、だんだん念誦も集中できるようになってきて、一日千遍が二千遍、三千遍と連続でもできるようになり、徐々に回数も増えて、何とか二ヶ月ちょっとで十万遍できました。
もちろん、良いことだけでなく、私の場合は妻との何度かの喧嘩がありました。
3度ほど大きな喧嘩がありましたが、最初喧嘩の後に念誦していると、「腹が立ったら、私の真言を心の中で唱えて我慢しなさい」という声が聞こえ、ハッとなりましたが、確かにそれ以降腹が立つことがあっても、真言を心中で唱えているとおさまってきて、何であんなことで腹を立てたのだろうと思えるようになり、喧嘩の度合いも小さくなっていきました。残念ながら、黒飯を吐く夢は見れませんでしたが、最初の頃に、虫を吐く夢を見ました。
今回、准胝独部法を伝授頂き、修行させて頂きまして、本当に良かったとつくづく思いました。色々と実感する事が多く、素晴らしい法だと思いました。 ご伝授頂き、本当にありがとうございました。
これからも一生の行として、毎日修行して行くつもりです。
また、来月、三七法も伝授頂けますよう、改めて御願い申し上げます。
どうか、よろしくお願い申し上げます。」