金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

准胝仏母作成


今日は准胝仏母の作成を考えて仏師の関侊雲先生を東京にお尋ねしました。関先生は仏師としては松久鳳琳師の一門。さらに井波彫刻の流れをくむそうです。
先生の仏像は信徒さんのお宅で見て感心しました。
それで今回の依頼となりました。准胝尊はあるのですがどうも仏母ではなく観音として作られているようですので天台流で仏母に作ろうと考えています。
この前購入した天保年間の清水寺旧蔵の准胝仏母の軸をモデルにします。
先生の事務所はお弟子さんでいっぱいでした。
下は先生の仏像教室で生徒さんがお手本にしている龍ですが素晴らしい作域です。
今回は常の准胝像と異なり、蓮華の茎を貴顕天部の竜王が支えるのではなく、とぐろを巻く難陀、跋難陀の二体の竜王の上に蓮華を置きます。
私にはどうも天河参り以来、准胝尊が八大竜王の総本地に思えてならないのです。
難陀と跋難陀は兄弟で八大竜王の一員ですが、シンメトリックに同じようにしないで違いのあるように作ってくださいとお頼みしました。

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昨日いただいたお布施が丁度内金となりました。
ありがたいことです。

帰りは上野でお線香を買い足して「上野洋遠山」自慢のガンジーカレーを頂いて帰りました。

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比較的スローな一日でしたが東京に行くとやはり疲れますね。