金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

信州龍神紀行


今日は朝4時から起きて飯縄山を目指しましたが、まぬけなことに運びものがあったため車を変えたので車のキーについてるお寺のカギを置き忘れたかたちになりました。

せっかく行っても中に入れない。
仕方ないので出直すことに、(泣けてきます)
しかし、ここまで来てただ帰宅するのはバカみたいですので、久しぶりに戸隠の奥社にお参りしました。

奥社参道横の水芭蕉はもう花は終わって実をつけています。
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随神門ここから約往復3キロ 軽く考えてると結構しんどいかも。
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門の中は原生林の並木道
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このあと時間があったので諏訪の上社へ。戸隠からは二時間半ほどで到着 
ここは絵馬堂。神さびていて素敵です。
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素晴らしい回廊づくりです。右手は末社の神様たちがズラリ。
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お諏訪太鼓の巨大さ。一体なんの革で張ってあるのか?という同道した弟子の疑問ももっともです。
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帰りは左に八ヶ岳見える甲府経由で帰ります。
戸隠奥社は九頭竜権現。諏訪は龍神様として有名だし、八ヶ岳は八大竜王の聖地とも言います。八つの峰を八大竜王様になぞらえるのかもね。
徹頭徹尾、龍神の旅になりました。
・・・・でも、これって私としてはなんか「参ってこい」というふうに仕組まれた感があります。
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実は諏訪明神はうちでも外宮に祀っていてその姿は水晶の双竜なんです。
そこで新たに堂内でもお姿をおこうと桃色水晶でできた双竜像を買ったのが昨日届いた。でもこれは開けてみたら相当大きいですね。小さいもんだと思っていた誤算でした。それにしてもこんな大きい桃色水晶珍しいかもしれないです。
絶対に練り物ではないですよ(笑)
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さらに昨日からラインで法友に聞かれてミシャグチ神の話していましたし、今日も同道の信者さんから唐突にミシャグチ神について聞かれた。ザックリ言うとミシャグチ神は諏訪大明神が天孫族にまけて諏訪に逃げ込む御鎮座前に諏訪にいた縄文の人たちの崇拝する蛇神です。諏訪明神であるタケミナカタはこれを降し、その性格を取り込みました。
私が一番最初、霊的に出会ったの?もミシャグチ神だったように思う。

御飯盛る「おしゃもじ」ってあるでしょう。一説にはおしゃもじはミシャグジさま。蛇の頭なんですね。あの形。
私が子供のころ蛇ではないけどおしゃもじ型の民芸品のナマズがありました。平たい。それこそおしゃもじに絵が描いてあるようなものです。
なぜかそれもっていると「おしゃもじさん」という言葉が出てくる。今考えるとミシャグチさんと関係あったのかなと思う。
その民芸品が異様に好きでした。
そのずっと後で大本教の出口教主がおしゃもじで人を加持していた話聞いて、やはり「おしゃもじさん?」と思いました。
実際、ミシャグチさんをおしゃもじさんという地方もあるようです。

帰りは信者さんの御家に寄りました。ここも倶利伽羅龍王を祀る家。
いやはや龍尽くし。

飯縄山は四日にまた行きます。