金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

滅びの前兆は…


人間は必ずしも悪人ではないのに滅んで行った人たちが周りにいます。
そういう人ってしまいに決まって人の言うことには一切耳貸さなくなる。
あるいは誰かの話しか信じないとかいう風になる。

これ駄目です。そうなったら滅亡はきまったようなもの。

たとえその人が信じる唯一の信じる相手が私であってもまったく同じことです。
私について回って「もう先生の言うこと以外は一切聞かないことにしました。私は先生以外の人には頭を下げません。」
昔、そういって闇に消えていった人もいる。

もう誰それの言うことしか聞かないというその時点で自分で決めている、話を聞くやつ聞かないやつを。
だからこれも結局、誰の言うこも聞かないというのと同じ構造です。

先生の言うこと以外は一切聞かないことにしたといわれて内心嬉しかったかって?
とんでもない!
「危ない奴やなあ。」と思った。「ダメだ。もうこいつは絶対に距離置こう」と決意しました。
それあるきっかけで縁切った。バッサリ、
一応はその話もしたけど通じないね。

そういう人って日ごろから絶対に正しい事とか絶対に正しい人を探しているんですね。それ自体はあんまりおかしくないようだけど…実はまずい。そんな人もそんな事も実際はありゃあしない。


だから私は人の話は聞くべしと思うんです。いろんな人の話。
聞くの好きです。特に一流の方とか、その道の先達とか
聞くとああ、・・・自分なんてダメだあと思う。
色々お聞きして為になる。
それはもちろんですが、大事なのは情報や知識だけじゃない。
それ以上にああ、自分んてまだまだだな。遠く及ばないわ。まるで駄目だわ。恥ずかしいと思う。
そう思うことこそが私にとって無上に大事なのです。
でないと、もともと生意気でうぬぼれが強いので知らず知らずになんかエライものにでもなったように勘違いするんですね。
愚かな狸のような私は。
恥ずかしいことですが・・・事実です。

でも、まだまだと思うと安心もするんです。
ジタバタ焦ったって無駄だからのんびり行こうよと思えるんですね!
それうれしい。もともと怠け者ですから (笑)