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独部法満行の報告メールが来ました。
「羽田先生
お世話になっております、講員の○○です。
小呪ですが准胝独部法１０万遍、８月５日に無事終了しました。
特に狙ったわけではなかったのですが、伝授していただいたその日から始めてちょうど５０日、
ご縁日のひとつである旧暦２４日に十万遍に達しました。
残念ながら特に夢に観音様が現れたり黒い何かを吐き出したりという事はありませんでしたが
色々とありました。
「始めると色々起きやすい」とおっしゃられていたので覚悟しておりましたが想像以上でした。
最初は特に何ごともなく淡々と進んでおりました。
しいて言えば小呪でこんなに短い上に経 本を見ながらで集中しているはずなのに
「シャレイシャレイ」「ジュンデンソワカ」
など何故か妙に間違えてしまうことが多くそのたびに唱え直す程度でした。
夢も明らかにかなり意味のなさそうな夢ばかり。
ただ同じ内容を数度繰り返し見たりはありましたが。
１万数千遍あたりからだと思うのですが激動スタート、止まらなくなりました。
仕事で大きなトラブルが発生したり、大きな仕事が連続で舞い込んだりと異常な忙しさ。
そんな中、急遽一人が辞めると言い出しました。
原因はパワハラの権化のような上司です。
あっという間に話がどんどん進み一月もしないうちに辞めてしまいました。
人数の少ない営業所勤務のためこちらは仕事がさらに激増。
独部法を始める前と比べると仕事が数割以上増えてしまいました。
ちなみに後輩の辞める原因となった上司は難病発覚、今度手術することになりました。
医者にあれこれ言われたらしく怯えております。
因果応報を目の当たりにした感じです。
面白いというか凄いと思ったのが出産関係の出来事です。
ちょうど別の後輩の奥さんが妊娠中だったのですが、無事に出産しました。
明け方に産気づいたと報告を受けたので出社前に准胝仏母に安産をほんの少しだけ祈念し
それから家を出たのですが、後輩から話を聞いたところ、ちょうど祈念したすぐあとくらいから
陣痛が始まって数時間で生まれた計算に。
スピード安産すぎて驚かれたらしいです。
その他には自分自身ちょっと肩を怪我してしまい夜間救急に駆け込みました。
生まれて初めての経験でした。
１０万遍は一日も休むことなく達成したいと決めておりましたので病院から戻ってから深夜
痛む腕で数珠を繰りながら３００遍だけ唱えてその日は終えました。
８万遍を超えてなんとなく１０万遍が見えてきたと思った矢先の出来事でした。
完全に魔が差した感じです。
他にも細かいことはいろいろと発生しました。
本当にこんなに重なって次々起きるとはというのが正直な気持ちです。
伝授していただいた日にまずは小呪で２０萬遍、それを達したらそれ以降は大呪で続けて
いこう、なにはさておき一日も休むことなくまずは１０万遍！
と思っておりましたので、今は２０万遍 を目指しております。
ちょっと数を唱える事に意識がいきすぎていたと思いますので１日の回数を減らして丁寧に
積み重ねていこうと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。」
満行おめでとうございます。
独部法の特徴は修行した方が１０万遍満行してもまだ続けていきたいとか。終生やっていくいう人が圧倒的だということです。
やはり現実に色々おきてくる。「現証」があるという不思議ですね。
毒出しもありますがそれももちろんご利益です。
これが人をしてずっとやっていきたいと言わしめる大きな魅力だと思います。
在俗の密教修行は護身法と独部法だけでも十分でしょう。
※なお、講員以外の方には原則的に独部法伝授はしていません。
