金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

青森霊場めぐり1

青森霊場巡りの一日目は恐山。車運転できないので寺門宗の教師で友人のK師にご一緒していただきレンタカーで下北半半島をめざしていきます。
でもせっかく青森来たのでまずは、青森駅近いねぶたの会館「ワ・ラッセ」に行きました。こりゃあすごいね。

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こちらは青森のレインボーブリッジだそうです。さあ、出発!

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下北半島を行けば道々見かけるのは風力発電のプロペラ。誰もいない山中にずらっと並んでいるのはとてもシュール!
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さてさて三時間以上走って着きました・・・こちらが恐山、中門
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振り返ればこんな。広大!本日はこちらに参篭させて頂きます。

なお、余談ですが大祭などの特別な時以外は口寄せするイタコさんはいません。
また五月から十月までくらいしか霊場は開いていないらしい。
参拝は冬季閉鎖だそうです。
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本堂左手の地獄から見た境内全景です。
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こちらはただのお地蔵さんみたいですが慈覚大師様。ここの開山で、天台宗の座主です。恐山は天台、真言、現在の曹洞宗と変遷してきたらしい。
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お山の上の地蔵様
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眼前に広がるのは青白い宇曾利湖。火口湖です。
この霊場自体もカルデラつまり休火山の火口の中にあるんですね、
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翌朝は地蔵尊の御宝前でご祈祷、回向堂で猫たちの供養してもらいました。六地蔵様の見送りを受けて恐山を後にします。
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きけばここは亜硫酸ガスのお陰で電気系統がダメになるとか…。
でも亜硫酸ガスもさることながら私的には霊が大勢集まってきているからなんですね。
霊は電気に似た性格があります。
大量に感応するんでしょうね。
ここはすごいところです。ほかにはない。
一歩踏み入れればわかります。なんて楽なんだろう・・・。
霊にやられないまでも自分が今までずいぶんいろんなのしょってきていたんだなあ・・・とわかる。
御祈祷や霊に関係する仕事の方は是非来るべき場所ですね。
私ももっと早く来ればよかっ!正直そう思う。
本当ははだしで地獄めぐりしたかったくらいです。そのくらい霊的なグラウンドです。さすが天下の三大霊場。

供養を頼んだ夜の宿坊でみた夢、猫たちが大勢、列作って恐山の地獄を歩いていく。天に昇っていくのかなあ・・・
ああ、良かったなあ・・・と思う夢。