金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

青面金剛様


最古参の弟子の最後のひとりがようやく教会持つ方向で始動。
本尊はなんと青面金剛です。
なかなかむつかしい本尊なので、やや心配でもありますが・・・
写真は本尊として奉戴する御尊像です。
しっかり拝みます。
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江戸時代のもので玉眼作り、そう大きくないけど精緻な作行きです。
これで古参の弟子はなんとか全て、教会主管者になれそうです。
・・・やれやれ長い道のりでした。
うちのお弟子には青面金剛の御尊像持つ人が何人もいます。
そんなにやたらあるもんでもないのにね。考えると不思議ですね。
矢張り青面金剛の行者だった愛媛の中嶋先生以来の流れなのかな。
大元帥明王が降伏して仏法守護の尊となったという暴悪大憤怒の青面金剛。
そもそも青面金剛は天台密教由来の尊だという。
とりわけ寺門では、金剛童子や荼吉尼天と並んでこの尊の法を秘法に数えます。
したがって真言宗の青面金剛供がない流派では、なんと能化の尊、大元帥明王でお祈りすると聞きました。そっちの方が怖そう。
一応明王部の尊に事相上では成るのでしょうが、いやいや実際は夜叉部の尊だと思いますね。
かくいう私も命式の上では大事な12支が第一が辰、第二が申ですので庚申様の青面金剛は大事にした方がいいですね。
拙寺の尊像は頭上に猿の首が載っています。
ひょっとしたらインドの猿神ハヌマーンとも習合しているのかも知れません。
あるいはシヴァ大神かな。
どっちにしても無敵だね。