金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

犬、猫の霊の話


 
悪しき人間のために妖怪となった悲しい猫「オカナバ」の話をしましたが、普通のペットは死んでどうなるのだろう。
 
これは、わが師が年一回定期的にお参りにいっていたある信者宅のお話。
その家に行くと今年はいつもと少し雰囲気が違う。
聞けば折から愛犬がなくなったのだという話。
それで家族皆で犬のお葬式のようなことをしていたのだという。
「たとえ犬でもお葬式をしてしまったら聖天様は一緒にはできない。じゃあ今日は代わりにワンちゃんのご供養をさせてもらって帰ろう。」という話を持ち掛けたところ、家人も「可愛がっていた犬なので是非それでお願いします」ということになった。

それで愛犬の御供養をしたそうです。
そうしたらそこにアイスクリームが供えられてあった。
愛犬が好きだったらしい。
最近の犬や猫は昔ではとても考えられないようなものも食べるようになりました。
そのアイスクリームが溶けだして丁度、犬の形になった。
誰が見てもそう見えたらしく一同愛犬が感応したものと深く感心したという。
 
その日を措いて次の日、そこの家から一本の電話があったそうです。
何でも不思議な夢を見たという。
亡くなった愛犬が夢に出てきて飛び回る。それを捕まえようとするけど捕まらない。それでそのうち犬はずっと向こうへ行く。そこには扉があり、開いていて兄夫婦が立っていた。そこに犬が向かって走っていくという夢。
実はこの人ある件で兄夫婦とは喧嘩して絶縁だったそうです。
師匠は夢の話を聞いて「きっとワンちゃんが問題解決してくれるのでしょう。」と語ったそうです。
その後はどうなったのかまでは、よそ様の家の事でもあり詳しく知りませんが、師匠はそういっていました。
 
犬は死んでもしばらく飼い主をわすれないのだろうか?
前に飯縄山に鑑定依頼で来た女性も、庭に黒いプードル犬の霊が飛び回って遊んでいると話しました。
この女性は霊視能力があるのですね。
実際、飯縄山にはそういうサンボという名前の亡くなった愛犬がいました。
ああ、死んでもここにいるんだなと思った。
霊感があっても過去世の事はわからない。で、この方は五体加持を所望されたのです。
逆に過去の透視はできても霊視はできない人もある。
仏教的には「天眼通」と「宿命通」の違いですね。
無茶苦茶な奴というのは何でも一緒にして「霊感があるなら何でもわかるだろ?」とか「あててみてよ。」などという。
こういうのは相手にしてはいけないバカ者です。
 
この話は以前もしたと思いますが・・・
うちには私が三毛猫が欲しいと言ったら、母が段ボール箱に入れて「誰でも飼ってあげてください」と言かいてあった子猫を連れてきたことがありました。

メスの雑種で少しだけ三毛だった。
母は昔の人間なので、そもそもペット店なんかで猫を買うという概念があまりなかった。
ながいこと、猫はもらうものと思っていたそうです。

まあ、いまさら返すこともできないでミーコと名付けて飼っていたが、これがとんだ「おてんば猫」で鳥かごを落として小鳥はとってしまうわ。お皿のお魚は口はつけるわ…で本当に困った猫でした。
それでも具合が悪くなった時はほうぼうの医者に見せてもなかなかで。
あっち行き…こっち行き…して20万円以上もとんでしまった。
でもまあ、何十万円の猫でも段ボール箱の猫でも猫は猫で命に変りはない。飼っている以上はわが猫、同じです。

それでひところはよくなったが、結局はまた入院した。

たぶん、捨て猫だったミーコはもう仔猫の時に色々な病に侵されていたんです。
若いうちは元気だったんだけど年取ってそういう潜伏していた病が出てきた。
それでまた入院したんです。

そうしたら夢の中でミーコがニャア・・・ニャア・・・と鳴きながらこっちをふりかえって見ながらもどんどん高い屋根の上に上っていく。そうして見えなくなっていく夢。
「お~い!ミーコや~」と何度も叫んで呼ぶけども、それで消えていなくってしまう夢でした。
夢から覚めて「ああ。今度こそお別れだ」と思った。

その夢から二日してミーコは入院した病院で旅立ちました。
思えばあれは最後にあいさつに来たんだな…と私は思うのです。
今では最も思い出深い猫の一匹です。
そんな風だから動物にもちゃんと霊はあって死後の世界も人間みたいにあると思うんです。

因みに私はアニマルコミュニケーションのローレン。マッコール先生の指導で動物との意思疎通が飛躍的にできるようになりました。
死後の動物たちのことも詳しく教えて頂いた。
この間も風邪ひいて具合の悪い信者宅の猫ちゃんと話ました。話したといっても会話じゃなく、猫の心識に話しかける。ネコにだって第八阿頼耶識はある。
だから転生できる。
この猫「ニャジラ君」はあまりなつかず。引っかいたり噛んだりするという。元々が野良ちゃんなのをこの人の甥御さんが引き取って飼っていた。でも彼が海外に行くというので伯父にあたるその人が引き取ったんです。

あんまりなれないので可愛くないなどといわれていましたが…色々治療してくれているんだから噛んだりしては駄目だというと・・・話してみた。
・・・そうしたら「治ったら素直なよい猫になる。」と返ってきた。

今は約束通りにもうやってきて甘噛みするだけのニャンコになったそうです。(笑)
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