お酒が付くとやはり緑青がでやすいですね。
中は銀メッキしてあるからまだいいんですけど・・・。
浴酒とは弁天様の化身、蛇体の老仙である「宇賀神王」をお酒のお風呂に入れて拝む作法です。浴油供のお酒ヴァージョンです。
聖天様と毘沙門様は油、弁天様はお酒、大黒様はお粥でそれぞれ似た作法があります。
「ニャンだ?ニャンだ?」ニャンコも続々集まってきます。
浴油にくらべると酒一升入れるのでかなり深く大きい。
宇賀神王はまあ行ってみればウカノミタマノミコトですからお稲荷さんなんですね。
え、弁天さんじゃないの?という方。
習合思想で言うなら古くはお稲荷さんは弁天様が本地なのです。
だから江戸時代の伏見稲荷のお札の真ん中は宇賀神と書いてある。
みがいてもらったらやはり年内に一度は浴酒しないとね。
まあ、私は現在一応。聖天行者の端くれみたいなものですが、もともとは弁天様の行者になって浴酒祈祷するのが志望でしたので。
矢張りお施主がなくてもそこは自行で拝んでおきたいと思います。
来月は亥の月で登天会です。宇賀神さんが天にお帰りになる月だしね。