金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

江の島に参る


今日で浴酒も終わりました。そこで江の島の弁天様にご挨拶に行きました。
もともと宇賀神修儀、弁才天浴酒は鎌倉時代の天台僧・謙忠阿闍梨さんが江の島で感得した法だと言われているからです。
ここは境川河口です。すぐ前が江の島。
高校生の頃はこの上流に住んでいました。
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平日ですが・・・イヤイヤ結構な混みようです。
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これは竜宮門入って正面にある弁才天十五童子の像。モロ・仏教ですが・・・ここはお宮です。
習合時代は金亀山与願寺という天台宗のお寺が別当
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階段あがって辺津宮に着きました。お宮は三つあるけどご祈願できるのはここだけ。
他にも「江の島大師」様がありますがこれは近年出来ました。
江の島大師様は真言宗のお寺です。護摩を焚いてくださいます。
さて今回は早速、祈願の依頼に社務所に・・・

御祈祷中、脳裏に巨大な亀がのっそり出てきた。
なるほど、ここの神霊は亀がシンボルの様です。だから金亀山?
それとも大眷属かな。
「この島の形をみろ。」とだれかが心に声かける。
「・・・そうか。確かに亀さんなのだな、島のかたち自体が・・・」
長年近所にいながら昇殿参拝は初めてです。
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人気のある銭洗いの白竜。なかなか大きいです。
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新しい交通安全祈のスタイル。人型と並んでおいてあるのはなんと車型!いやあ御時世ですねえ。
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習合時代を語る弁才天の種字ソ字を彫った石碑
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「岩本院の稚児あがり・・・」という歌舞伎の白波五人男で有名な弁天小僧菊之助のいたという話の岩本楼(岩本院)。まあ架空の話ですが・・・塔頭だったのが今は旅館です。
ここには弁財天と五頭竜王像があります。昔は参拝できました。
今でも弁才天などを祀る元塔頭はけっこうある。
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桟橋入り口の巨大な龍燈に別れを告げて江の島を離れます。
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さようなら・・・晩秋の日は短いですね。
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