この人が言いそうなことだわ。
やれやれ・・・こうやって無意識のうちに自分の受けたお告げで人を左右しようというのですかね。そういう人間はいっぱい見てきた。私は熱に浮かされたそんな田舎芝居にひっかかる狸とは狸が違います。
ま、嘘を言うつもりではなく病的な思い込みですね。ただし、これが極端に悪化すれば祈祷性精神病です。
「そんなことはない。飯縄様の事はあなたにはわからない!修行もしてない身の上で何様のつもりか!」などというのもいかにも子供じみてみっともないからいいや・・・と思うので注意もせず、かまわずにほっといたら・・・・そのうちお護摩の日に「飯縄さまがこれを上げろというので買って来ました。だからこちらにしてください。」と言っておこわを買ってきてあげてくれた。
用意していた赤飯をやめてそちらを上げた。
後で見たら鶏肉がしっかり入っている。しまった!「生臭もの」を上げてしまったんですね!
「思い込みの激しいアホが迷惑かけます。」と飯縄様に詫びた。
当然、この時は本人にもこのことは言いました。こういう人間は自分で墓穴を掘った時に言わないと全然わからないんですね。が、言ってもわからないようでした・・
もし飯縄様が本当に欲しければ遠慮せず私に告げるでしょう。かような人物を介して告げる理由がどこにもない。
爾来、こういうお告げの類はご本人に関するものは別にして寺院や私や関係ない人物に関するものは全て排除です。
(本人に関することは勝手ですが、結果はどうなっても知りません。)
私以外だれも責任取れない領域においては愚にもつかぬ妄言になにど構っていられないですから。
脳に血が上りやすい思い込み人間くらい迷惑なものはありません。
この人熱心だし、いたって善い人ですがこの思い込みの激しいのはどうもならん。自分で霊覚があると思い込んでいるんですね。
自分で霊感があるとかいう人の7、8割はこんな感じ。
自分で霊感があると豪語する人はほとんどこれ。そういう人は今後はもう講員にはしません。今いる講員でもみだりにそのようなことを吹聴する人は拙寺の信者をやめていただきます。
本当に他人様に物申すほどの霊感があるなら拙寺などは頼るにはおよびません。万事、神様と相談したほうがよほどいい。
こともあろうに、この人は実はお便所に飾ってあった古い花をとりかえたと
言って、そのままわが師の仏前にあげてしまったくらいの人ですが、このあいだは「私あれって、きっと聖天様にからかわれていたんだと思うんです。でないならあんなことを私は絶対にしません。」といっていた。
それ聞いてつくづくダメだこりゃと思いました。
いかに聖天様のいたずら好きにしても便所の花を、聖天行者だった師匠に上げさせるような悪さはしません。
反省ゼロ。
この話もしない方がいいと思っていたけどこのくらい言わないと懲りないからします。
どこまでもなんにも学ばない人とはこういう人です。
飯縄様の次は今度は聖天様ですか
「するさ、あんたなら」 といっておいた。