金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

ヤタガラスと霊狐の夢


夢の話。ちょっと面白いので書きました。あくまで夢です。

霊狐たちとヤタガラスは結構ウマが合うらしい。
というよりヤタガラスの事は「あ、ヤタガラスだ!珍しいなあ・・・いいなあ。」といってざわざわ寄ってくる。
どこを飛んでいるやら私には見えない。
キツネも見えないけど大勢集まって見上げている感覚は来る。
夢の中で「あなた方はあれだけ孔雀明王を怖がるのにヤタガラスは好きなのか?」と聞くと
「それはね。」と・・・
孔雀明王は日本にわたって来た時、仏教の先遣隊として日本の幽世を踏み鎮めた。大暴れした。どんな奴もかなわない!
悪神という悪神などはほとんど追い払ってしまった。それで仏教が本格的に日本に広まった。そういう役どころだった。だから今は役を果たしたので明王様はおとなしいだろ。」という。
そういわれても、どうなのか私にはわからない。
孔雀明王が恐ろしいのは話の上で分かるがヤタガラスがなぜ好きなのかはわからない。

でも、察するにどうも霊的に縁がつながっているようです。
つまりこの霊狐たちは、もともと日本の霊界の狐たちだけど故あって仏教の諸尊にも派遣されている?(誰が派遣したのか、自分たちで行ったのかはしらないけど)
「ヤタガラスは普段は高天原にいるのだ。我々は行ったことはないんだけどな。」
なるほどヤタガラスへのあこがれは高天原へのあこがれと同じなのかもしれない。
ヤタガラスは高間原の存在。
ヤタガラスは神武帝のためにもともと造化三神タカミムスビノミコトがお遣わしになったのだからそうでしょう。

そんなヤタガラスを霊狐たちは大変吉祥な存在としてあがめているようでした。
「熊野は高天原とつながっているんだ。他にもヤタガラスがいるところはそういう場所さ。羽黒もそう。ヤタガラスは一瞬でその間を行き来できる。
どうしてつながっているかって?熊野に寄せる人の思いは高天原とその人をつなぐんだ。」という分かったようなわからないような話。

でもこの言葉で目が覚めてまた熊野三山にもお参りしたいなあ・・・と思いました。
妄想めいた話ですみません。
あまり、本気に読まないでね。ただの夢ですから。