金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

祝詞と読経

今朝見た夢。
神社でお経あげて怒られる夢。
此処はお宮ですからお経はいけないとやんわりたしなめられた。
祝詞も上げたのだけど「祝詞の出だしが違います」と言われた。


私はお宮では社参の大事と神前読経で通しています。
でも祝詞も上げることもある。
岩手で信者さんに連れて行っていただいた「早池峰神社」は自然と口から祝詞が出た。
その時、祝詞にはまた読経とは別な功徳があるな!と思ったものです。

神仏習合の時代だって全部仏式でしていたわけじゃない。
神官と別に神社に仕える僧侶である社僧がいて仏事は本地供などや読経法楽がされた。これは本地の威光を増益するためでしょう。

矢張り神様には神事も必要。
祝詞はご納受が早い感じ。その社参が祈願目的なら上げた方がいい。

権現は仏教由来の和製の神様だから祝詞以上にお経を喜ぶ。
この前どこだかの神社で大般若転読がなされたと聞きました。
最近はまた神仏習合になりつつあります。
良いことだと思う。

宗教対立は日本の心にはあわない。
ここは大和の名前通り融和の国だし。何でも基本イノブタ的な国ですから。