金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

悪しき祈りの果てに


きのうのことです。
「今日は特別なものを見せよう」と言って映像が来ました。
うなだれて暗くじっとしている動物のようなものが複数見えます。なんなのかな・・・?

「彼らはお前たち人間が色々良からぬ祈願をしたり、悪しき呪詛をするのを手伝った眷属たちだ。ああ、やって落ちてしまってもうもとにはもどれぬ。」

「とりわけ法を行うものの間違いは重い。当人はもとよりそれを手伝ったものも行き場を失う。」

そう言えば凄惨な感じですね。
奥にはなにやら人間の姿のような影も見えます・・・

「あれは鬼だ!夜叉という奴よ。あれも正眷族から離れれば暴悪の手におえぬ魔に堕する。夜叉を眷属とする神仏に仕え失敗することは至って怖いものぞ。
行者はゆめゆめこのような眷属を出さぬようにしなくてはならないのだ。
よっく憶えておけ。」

「物を盗み、あるいは刃物で人を刺して殺めることもそれ自体はわずかな動作のものであろう。それと同じことだ。まして祈りはこころの中の働きじゃが、くれぐれも軽く考えて悪しき祈りしてはならぬものぞ。」

こういうのは長々話しているようですがわずか数秒の中のやり取りで、一方的に情報がまとめて放り込まれてきます。