ブログに許可を得てお披露目してます。
真ん中にはこの方がこよなく信仰する准胝仏母が描かれています。
珍しいけど作風からみても禅宗系の絵画と見えますね。
例によって普賢と文殊の持ち物が入れ替わりになっています。
いいたいのはそこです。
うちのもそうなっている。人さまからもこの絵、間違っているのではないですか?と言われて初めは実際、間違いかなあ・・・?とも思った。
でも調べてみたらこうなっている十六善神曼荼羅は意外と多い。一流の仏画師の手になるであろうと思われるかなりの出来のものでもそういうのあるんですね。
間違いにしては多すぎ!下の絵は拙寺所蔵のもの。
それでこの間「六祖壇経」見てたら「定慧不二」の文字が目に留まりました。
なるほどね。これかも!定をあらわす普賢菩薩と智恵をあらわす文殊菩薩の持ち物を入れ替えて、これをあらわしているんじゃないかと私は思いました。そういうのはいかにも禅宗ならありそう。
勿論、原則通りの持ち物の絵もありますけどね。
ホントはどうだか知りませんが独断と偏見でそう思います。(笑)