金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

極楽鳥

先おととしですが地方の有名神社に行ったら、槍持った古代の防人みたいな眷族さんがずらり。
とても武ばっているなあ・・・別段悪くはない。でもこういうところはどうなんだろう。
神社としては色々宣伝しているがおそらく護国平和や国土安穏のために働く方々がほとんどなのでしょう。
祈願はしていく?と友人に言われたけどお参りだけですませることに・・・。
なんか個人のこまごました祈願は申し訳ないような場違いな感じ。
それじゃお宮は困るのでしょうけど私的にはそんな感じ。

神様の意識によって神社の眷属は異なる。
平安時代の姿をしている眷属さんもあれば、もののけ姫の山犬みたいのがずらっといるところもある。龍がとぐろ巻いて鱗を鳴らしているところもある。色々・・・
靖国神社なんかは当番があるのか、行くと番兵さんみたいな儀仗兵が小人数立っている。戦死した兵士がゾンビみたいにうろついているとかは一切ない。
皆きちんとおさまっている。お参りに行ったからと言ってその英霊が人前には全く出てこない。担当がいて「お参り受付ました!ご苦労であります。」という感じ。
神道で神に祀るということはこういうことか。
まだ、地上でなんらかの役があるんだね。死後転生して別な人生を体験するコースとまた違うコース。
亡くなった人に志がないとこういう神道式は霊には意味ないかも。
神道式の葬儀を否定まではしないが・・・いわゆる神に祀られるとはそういうことなのだ…と思ってしまう。

羽織袴の人も見るけど、あれは祀られている英霊にお参りに行く霊。
英霊とお参りに行く生きた人間と霊で成り立っている。

極楽では阿弥陀様が色々な瑞鳥を意識で作り出しているけど、極楽は動物はいない。これも実際の鳥ではないとお経にはある。
いわゆる極楽鳥(生物をしてはフウチョウという鳥で主にニューギニアに住み多くの種類がある。)
私はそんなこともないと思うけど、鳥の姿しているけど鳥じゃないんでしょうね。ご眷属で、
それと同じ。何らかの眷族自体はいるんだけどその姿は神々の意識の表れです。

機能してない駄目な神社は時として餓鬼みたいのがうろついている。
鬼がいるところもあるけど、そういう良い鬼は見た目は鬼に見えないね。
もっとも本相は恐ろしい鬼形なんでしょうけどね。

そういうのも私はいわゆる霊能者でないのでいつも見えるんじゃなく、「こうだぞ」と霊狐さんたちに必要に応じて見せてもらってるだけです。
向こうが見せようと思わないとおそらく何も見えない。

追伸
余談ですが今、調べたら一番最初にお話した神社はやはり「四道将軍」と言って遠征軍とその将軍をお祀りしてあるんですね。その方々が主流です。他に表看板には有名な神様もおいでですが、神社は何のためにそこに立てられたかがより重要です
その役割のメインなお方が実際にそこで働かれる神様です。
真の意味の御祭神を見落としちゃダメです。