うちでは得度していまして、 十一面様の大祭、感謝祭におつきあいするくらいです。
それでいいのです。既に信仰している聖天様は何か不都合がないなら大事にして信仰してくださいというのが私の姿勢ですから。
でも、今回ばかりは私にも相談された。
なにか感じるところあって聖天様の祈願の前にすべきことがあるように思ったのでしょう。
お話は電話口でしたが、即座に飯縄様から「男の子が死んでおる」というお声。
誤解されるといけないので申してあげておきますが、普段は個人の問題には飯縄様も眷属霊狐たちも一切何も申されないのです。
私が聞いたわけではない。
なのに今回はそう言われた。
しかし、そうはいっても実はこの子さんのお母さんには水子さんも死んだお子さんもない。
ただ、兄弟間にはある。信者さんとお妹さんの間に死んだ子供さんがいる。信者さんからは弟、妹さんから見ればお兄さんですね。
それでなんとたびたび、夢にそれらしい子供が妹さんの出てきてるらしい。
私のいうことを西陣さんに申し上げて供養までもお頼みするような無礼は絶対できませんので、さっそく門下の金剛尊院さんに頼んで七日間精霊供養をしてもらう指示しました。
講員さんではないので私はしないで金剛尊院にしてもらいました。
勿論、西陣聖天様には精霊供養の後、改めて御祈祷を並行してして頂いたそうです。
結果、みごとに解決をみてお子さんは学校に行きはじめたそうです。さすが西陣聖天様のお力です。
他にも驚くような霊験話をよくおききします。
思うに真摯に拝んでいらっしゃることの賜物でしょう。
不思議な話、ものには順序があるのか、この精霊供養の終わるまでは西陣聖天のご住職様は体調不良でお浴油はしたくともできない状態だったそうです。
なかなか解決しない難しい問題の裏には霊的な障害。実はよくある話です。
