2019-05-30 金光明礼懺儀 喫茶去 私がもっとも今の世上で読むべきお経だと思う「金光明最勝王経」の礼懺儀ができてきました。(京都 貝葉書院 刊行) これは最勝懺法の略版で、中華圏では旧訳の金光明経をもとにした「金光明斎天法義」や「水陸大会」が類本になり、今でもよく使われます。 小は個人から大は天下国家に至るまで息災をもたらす不二の妙吉祥懺法です。 旧訳においては正宗分は「空品」ですが、新訳の最勝王経は西蔵では密教経典として扱われ、「如意宝珠品」に当たると思われます。曹洞宗などでは旧訳の扱いから「重顕空性品」としているようです。 この礼懺儀でも如意宝珠品が読まれます。