まあ言えてても生霊程度。
講員制度にしてからはそういうひとはこなくなったけどね 。やれやれ。
生霊は生きてる人が出している念ですから、強くても持続力がない。
プロならそこから念で何か作って送りこんだりできるだろうが…そうなると持続力もあるはあるんですけど。それ式神とおなじこと。
呪いでも生霊でもこちらに来る以上は道筋ができてる。
まあ、すでにあるというのでなく自分が呪いを送り作った行程がそのまま道筋になる。
「それを呪詛筋というのだ」と霊狐さんは言う。
「道だからたどっていけば発信主に行きつくわけだ。
呪詛返しというのは要は送ってきた道筋にそのまま返してやればいい。」ともいう。どこの誰とも知らずとも帰る。
呪詛だとわかればそこはそんなに難しい事はない。
だから呪詛というようにわかるような怪異をことひきおこすのはあまり上手ではない。
大概は「思い知らせる」のだからそうしちゃいますが・・・相手にわかる。
本当に怖いのは呪詛だと最後まで(相手が死ぬまで)気が付かれないやり方なのだそうです。