昨日は受者6人。准胝独部法をお伝えしました。
「羽田先生
本日はお忙しい中独部法の伝授を賜わりましてありがとうございました。
ご報告です。
19時〜22:30の3時間半で1万回させて頂きました。
800回頃に御本尊様の上に透明な准提様が立体的に横向きで浮かび上がってきました。こちらを向いていないのが遠いなぁ〜と感じました。
2000回頃に目を閉じると准提様の貫く様な心の奥底まで見透す様な目で見られていましたが同時に暖かさも感じました。
まだまだ出来そうでしたが区切りの1万回で辞めて起きました。
護身法で散々自分の嫌な面を見せられていましたが、不思議と真言念珠に没頭していると心が満たされてくる様な感じで、嫌な自分も許せる気がします。直す課題ですが。
心が満たされる、御神仏様と2人だけの世界?に少しの時間でも入り没頭出来た事が何より嬉しいです。
験が出るまで何十万回掛かるか分かりませんが、お授け賜わりましてありがとうございます。
取り急ぎ、お礼とご報告まで。」
貴重なご報告ありがとうございます。
頑張りましたね。でも初めからあまり飛ばす必要はありません。
准胝様が出てこられたそうですね。
数々神秘体験も起きてきますが、まずは「10万遍終えての夢想の悉地」以外は儀軌にありませんので、それらには心をおかずに淡々と水の流れを見送るようにご精進ください。
薫習と言って阿頼耶識に植物のように真言念誦により種が落とし込まれ発芽するまでは時間がかかります。ゆえに10万遍なのです。10万遍を一洛叉としますが、一洛叉は不動尊にもあるし、文殊は五洛叉、虚空蔵求聞持法は十洛叉、つまり100万遍で悉地です。
覚鑁上人に至っては悉地を求めて八回も求聞持法に挑んでおられます。
すぐには本当の宗教体験はないのです。それらは自分の心からでてきます。
阿頼耶識の前意識である末那識が開いてきますから色々出てきますよ。
怖い体験もします。
そのまま行にはつながりません。行はあくまで行としてのスタートからです。ゆえにどんなにたどたどしくても構わないのです。
そういうところが密教修行のむつかしさです。
中にはそういうところでいつまでも留まってしまい安っぽい霊能者モドキになる人もいますが・・・それでは法が泣きます。(笑)