金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

霊狐と読む「野狐加持秘訣」 その1 (2はないかも?)

「野狐加持秘訣」にこんなことがでています。
郷里を出て狐がついてしまい、なかなか離れないものはお里に帰ってお加持すると離れやすいと・・・。

たぶん、これってホームシックで病気になっているケースですね・・・
と思っていたら「あずさ霊狐」からいきなりコメント。
「そうとばかりは言えぬぞ。
いいか。生まれた土地は皆自分の『まほろ』(神道で言う聖地の意味)なのだ。そこには魂の根があるのでな。
土地神の魂とお前たちの魂はつながっているのだ。だからその土地に帰えれば力がもらえる。
例えばある一族の氏神の社が土地にあり続けるのはその一族がまだ強い魂があるという証拠さ。」
「なるほどバックアップがもらえるわけですね・土地が大きく様変わりしたり郷里の家がもういまやないものはどうすればいいのです?」
「そういう奴はだから氏神にまいればいいのさ。郷里の鎮守でもいいがな。だが氏族のもとまでわかるものは氏神に参ればそれがいいのだ。
お前らは狐憑きを『気違い』というだろう。気が大きく変わったところに行くとそうなるから気違いというのだ。だから違っているその気をもどせばいいのさ。」
(狐さんは昔の方なのでこう言ういい方します。すみません。風狐様と違ってあずさ霊狐は少々乱暴でべらんめ調子の狐さんです)
でも最近鬱で…という人やストレス障害の方は一度郷里に帰って見慣れた風景に身を措いたり、郷里の鎮守や氏神様で御祈祷していただくのもいいかも。

あずさや風狐様がこの先もいっしょに読んでコメントしてくれると限りませんンが…とりあえずその1で(笑)